富士フイルム、世界最速0.08秒の高速AFデジタル一眼「X-E2」など「Xシリーズ」 - (page 2)

Xシリーズの位置付け--フルサイズの展望


富士フイルム 取締役 執行役員 光学・電子映像事業部長の田中弘志氏

 Xシリーズは、画質と機動性に優れたプレミアムモデルだ。2012年に登場した「FUJIFILM X-Pro1」はハイアマチュアやプロカメラマンをターゲットとしたハイエンドモデルで、X-Pro1ユーザーのXFレンズ平均所有本数は3.8本という。

 田中氏は「ミラーレスの分野では、統計的に1.2~1.4本とされており、比べると私どものお客様は普通よりもレンズを多く買っていただき、多くのシーンで使っていただいているのではないか」とコアユーザーが多いことをアピールした。

 「XシリーズのセンサはAPS-Cサイズだが、フルサイズのセンサと同等、あるいはそれ以上の画質を築き上げてきている。その画質に機動性を持たせるのがXシリーズのコンセプト。それは小さいこと、軽いこと。静かで持ち運びしやすい。操作が簡単である。そういうところが機動性とわれわれは呼んでいる」(田中氏)。

レンズラインアップは現在9本。2014年早々には12本にするという
レンズラインアップは現在9本。2014年早々には12本にするという

 フルサイズのカメラに関する展開について、「当然ながらフルサイズの研究はしている。しかし、今はXマウントのカメラを始めて2年も経っていない。レンズも9本。APS-Cのフォーマットを充実させなければならず、順番としてAPS-Cに集中させていただいている」(富士フイルム 光学・電子映像事業部 営業部統括マネージャーの飯田年久氏)とし、スペック競争よりもまずは現在のAPS-Cフォーマットに注力する考えを示した。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]