子ども向け1万4999円のタブレット--トイザらス「MEEP!」レビュー - (page 2)

エースラッシュ2013年05月04日 08時00分

 ペアレンタルコントロール機能については、親アカウントを作った後、親アカウントにPCからログインして子アカウントを作る必要がある。端末に子アカウントを紐付け、アカウント単位で設定が可能なので、複数の子どもにそれぞれ持たせることもできる。アカウント設定後は、端末側で管理者がログインして各種設定を行うことも可能だ。

  • 各コンテンツを利用可能な時間をばらばらに指定可能だ

 設定できるのは、各コンテンツを「使う/使わない」と「利用可能時間」、そして「利用可能内容」だ。たとえばウェブアクセスを一切させない、許可したサイトだけ見せる、禁止ワードが含まれないサイトは見せる、といった設定と、その設定でどれくらい使って良いかを指定できる。設定内容がかなり細かいので、タブレットで遊びすぎてしまうことを防げる。

 オープンなコミュニケーションには、メッセンジャー機能が利用できる。ただし、利用するにはペアレンタルコントロール画面で保護者側が成人であることを認証しなければならない。子どものタブレット利用で大きな不安となるコミュニケーション機能はかなり厳しく制限されている形だ。

 アプリの追加は独自マーケット「MEEP!ストア」で行える。ここでは子ども自身が仮想通貨「MEEP!コイン」で購入する方式となっており、コインはペアレンタルコントロール画面で保護者があらかじめ購入しておく。5ドルで500コインをクレジットカードで購入し、アカウントにチャージしておくイメージだ。コインをチャージした上で、アプリ購入やアプリ内購入を許可しておくと、子ども自身が買い物できるようになる。アプリは入れてもいいけれどアプリ内課金はダメ、という設定も可能だ。

 ウェブフィルタリングは「低」にしても禁止語句によるフィルタリングは適用される。語句のリストは追加できるが、標準で入っている語句を削除することはできないようだ。また、Google Playはペアレンタルコントロール画面で利用可能にしても、その画面から指定してMEEP!の画面で毎回開くしかないというのも、なかなか厳しい。保護者があまり知識を持っていなくとも、子どもが安全に使えるタブレットといえるだろう。

  • メッセンジャー利用には管理者の成人認証が必要で、アプリの追加購入も細かく制限できる

  • 仮想通貨「MEEP!コイン」は管理者が購入してアカウントにチャージするイメージだ

  • 本体の「MEEP!ストア」ではコインの範囲でコンテンツを子ども自身が購入できる

 コミュニケーションメニューでは、グループごとにユーザーを分けてチャットが楽しめる。ただし追加できるのはMEEP!ユーザー同士だけだ。標準でペアレンタルコントロール画面からの親子チャットはできるから、まずは親子でチャットの練習から始めるという感じになるだろう。

  • 本体の設定項目は一般的なAndroid端末よりも絞り込まれている

  • 子ども自身が利用できる安全学習コンテンツもあるが、漢字も使われている

  • 付属品はACアダプターとminiUSBケーブルのみだ

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