ノートPCがタブレットにも変形--レノボ「IdeaPad Yoga 13」レビュー - (page 2)

360度のくるりんっパ

  • 180度開いた状態。正面に向いた相手に画面を見せるときも便利なスタイル

 次にIdeaPad Yoga 13の回転ギミックを見ていこう。通常のノートPCのように液晶を開いて使う状態では、多少液晶の蝶番が動きが硬いように感じられる程度。そのまま開いていくといったん180度まで開く。さらに開いていくと、ユーザーガイドによれば、190度の時点でキーボードが無効とされている。試してみたが、190度よりももう少し開いた時点でキーボードが無効になった。

 「スタンドモード」や「テントモード」でも蝶番からのクリック感はなく、好きな角度で止められる。蝶番は2カ所あり、片方の蝶番が0度から180度まで開いた後、もうひとつの蝶番が180度から360度までの開閉を受け持つ仕組みだ。

 300度くらいに開いたところでスタンドモードとなるが、すでにキーボードは無効。完全に開いてタブレットモードに移行しても、キーボードに触れたとしても全く反応はしないようになっている。

 画面のすぐ下にはWindowsボタンがあるが、IdeaPad Yoga 13をタッチパネルでWindows 8で操作している際は、スタート画面を出すにはWindowsボタンを押すのではなく、右チャームからWindows 8のアイコンを選んだほうが操作しやすい。

  • スタンドモード

 タブレットモードでの使い心地は、IdeaPad Yoga 13のCPUのおかげで快適。ブラウザでページを表示してスクロールやピンチイン・ピンチアウトをしても“ヌルヌルサクサク”という表現の快適さだ。しかし、机の上などに置いて使う際は大丈夫だが、手に持って使う場合はすぐに重量が1.5kgあることを思い出させる。

 そして、13.3型はやはり大きい。10型程度のタブレットのように、街中や電車の中で取り出して、ささっと用件を済ますという使い方には重量もあって向かないだろう。どちらかと言えば、テーブルに置いて、リラックスしてブラウジングをするという使い方に向いているのではないだろうか。

 その場合に気になるのが、裏側のキーボードだ。完全に操作が無効になっているとはいえ、手に持つとキーボードが握る手に当たってしまうことが多く、少々の違和感を感じる。また、テーブルの上に置いた場合はキーボードとパームレスト側が下になるが、設置のための“足”は付いていない。

 同様にスタンドモードやテントモードも足がない。置き場所によっては本体に傷が付いてしまう可能性がある点は残念なところだ。

  • テントモード

  • タブレットモード

  • 蝶番は支点が2つあって360度回転を実現する

  • 180度を超えると底面側を蝶番を支点に回転する

  • テントモードを反対側から見た状態。画面の向きは位置センサーで自動的に回転する。回転しないように設定することも可能

  • 画面下に付いているWindowsボタン

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