ワンセグ、おサイフケータイ、FeliCa、防水──このような日本独自の機能がなくても、アップルのiPhoneのように受け入れられている端末もあるが、Androidフォンで主流となっているのはいわゆる“全部入り”端末だ。
サムスンでは今回、日本独自の機能として年賀状シーズンを踏まえ、エプソン製プリンタへのWi-Fi印刷に対応したほか、ワンセグとおサイフケータイも取り入れた。ただし、防水には対応していない。
この点について、「日本向け商品企画への課題。防水を適用することは技術的に問題はないが、サイズの問題、取り入れるかどうか、検討中」とした。
「ワンセグなど入れなくてもほかでは売れる」──日本市場におけるAndroid端末の中では人気を博しているGALAXYシリーズを持つサムスンでさえ、日本独自の仕様に苦労していると明かす。日本の要求を本社に通すこともさることながら、独自機能のための開発リソースも限られる。さらに、日本の要求に合わせて開発をしても、サムスンが求める販売台数にはまだ届いていない現実もある。そういった中で、「ギャップを縮めるために開発もがんばっている」と明かした。
サムスンでは、GALAXY Noteシリーズとして大画面の「GALAXY Note 10.1」もラインアップする。ただし、日本国内ではいまのところ発売は未定という。
「日本ではiPadがかなりいいので、それにどう対抗するかは結論がでていない。Wi-Fi版も検討したが、サムスンの場合は日本市場での販売チャネルがよくない。個人的には事業者と一緒に出すのが正解じゃないか」とした。
一方で、11月8日に行われた発表会では、GALAXY Note 10.1とAndroid搭載のデジタルカメラ「GALAXY Camera」が参考展示されており、記者らの反応を見ていた向きもある。サムスン電子ジャパン 専務の石井圭介氏は「現時点では未定」とコメント。GALAXYシリーズの展開が注目される。
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