照明器具販売などで知られる神田不動産開発(旧ヤマギワ)は、11月29日に東京地裁へ特別清算を申請し、12月7日に特別清算開始決定を受けたという。負債額は93億9288万円になる。
ヤマギワは1923年に創業した照明器具企画、開発、販売の老舗。東京秋葉原や全国主要都市に家電量販店として店舗を構えていた。しかしバブル崩壊以降、一般家電品の販売が低迷。2000年には他社との合弁による新設会社へ家電部門の業務を移管するなど再編を進めていた。
1997年に約542億2300万円を計上していた売上高は、2009年に約169億3600万円にまで落ち込み、最終赤字は約17億7600万円。2010年には秋葉原駅前の東京本店も閉店していたという。
同社は2011年4月には企業再生支援機構による支援が公表され、8月には会社分割により本業を新設されたヤマギワに移管。神田不動産開発は、特別精算に向けた準備を進め、11月7日には株主総会の決議により解散していたとのことだ。
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