新型「iMac」を選ぶ理由--外部モニタとしての有用性 - (page 3)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年05月11日 07時30分

 確かにIntelはUSB 3をまだ組み込んでいないので、同規格をサポートしたいコンピュータメーカーは高価な特殊チップを使わなければならない。しかし、筆者が今後高いスループットを必要とするデバイスの多く、例えば外付けドライブ、フラッシュカードメモリリーダ、ビデオカメラ、カメラなどを考えると、データ転送速度がThunderboltのわずか半分とはいえ、やはりUSB 3がUSB 2に足りないものを補う最有力候補のように思える。

 ただし、この点に関してはまだそれほど心配していない。いずれThunderboltポートに接続できるUSB 3ハブが開発されると考えているからだ。何と言っても、Thunderboltは汎用の高速コネクタとして設計されている。

 これらのことを踏まえると、iMacは筆者にとって、数年前よりはるかに魅力的なものに思える。とはいえ、iMacは筆者が「Mac Pro Lite」と呼ぶ、まだ存在しないマシンに次ぐ第2の選択肢であることには言及しておかなければならない。

 携帯性よりも処理能力と拡張性を重視するマシンの購入を検討する以上は、安価なタワー型コンピュータのMac版が欲しい。「Photoshop」のテストで、Dellの「XPS 8300」が27インチiMacを上回ったことに注目してほしい。

 確かに、極めてコストに敏感なタワー型コンピュータ市場で利益を生み出すのは、より困難なことかもしれない。しかし、聡明なAppleのエンジニアなら、同社ブランドを冠したシングルソケットでデュアルドライブのマシンを開発できるはずだ。

 しかし、Appleはそういうことはしないと思う。同社は独自性を維持し、製品ラインが無秩序に増え過ぎないようにしており、内部を触れるものよりも純粋な完成品を提供しようとしているからだ。オーバークロッキングや拡張ポート、サポート対象外のビデオカードはAppleのスタイルではない。

 それは多くの点で、筆者のスタイルでもない。大まかに言って、筆者が求めているのは優れた価格性能比とハードドライブの拡張だけだ。高価な「Mac Pro」を除くと、iMacがApple製品の中でその条件に最も近い。現時点で、iMacは強力な選択肢である。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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