iPhoneの第4四半期の販売台数が、前年同期の700万台から約2倍増の1410万台を記録したことについては、日本、アジア太平洋、およびヨーロッパ市場での販売が倍増したためだと、Appleの最高財務責任者(CFO)であるPeter Oppenheimer氏は、18日午後に行われた投資家およびアナリスト向け電話会見で述べた。アクセサリを除くiPhoneのみの売り上げは、86億ドルだったという。
また声明に加えて、Jobs氏は予想外にもこの会見に登場し、Google、「Android」搭載携帯電話メーカー、およびタブレット市場での競争相手について言及した。Googleについては、同社が用いている「クローズド」な「iOS」対「オープン」なAndroidという表現は「正直さに欠ける」と述べた。また、Appleの競争相手が計画している複数の7インチタブレットについて、その画面サイズや解像度、使いやすさに厳しい評価を下し、それによって7インチiPadの噂を間接的に否定した。
Jobs氏はさらにiPhoneとAndroid携帯の競争について言及し、両者に違いを感じていることを明らかにした。
「Androidは最大の競争相手だ。われわれが『iPhone 4』へと移行している間に、Androidは販売数で当社を追い抜いた。そこで今四半期はどうだったのか結果が出るのを待っているところだ。彼らとの競争はまだしばらく続くだろう。われわれは自分たちのアプローチを強く信じ、本当に使える製品をユーザーに提供している。彼らのアプローチは全く異なるものだ」
また、Jobs氏は今回初めて、Appleが単に「hobby」(趣味)と位置付けていた「Apple TV」の販売台数を明らかにした。
「短期間ですでに25万台以上(のApple TV)を販売しており、われわれはこの結果に興奮している」とJobs氏は述べた。
同社2011会計年度第1四半期についてAppleは、売上高は230億ドル、1株あたり利益は4.80ドルといつものように控えめな予測を提示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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