元アップル幹部A.テバニアン氏に聞く--コンシューマーテクノロジの今後とアップル - (page 4)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月18日 07時30分

--今、音声やタッチなど新しいユーザーインターフェースが大きな話題になっています。これらはどの程度重要になると思いますか。

Tevanian氏:既に重要になっていると思います。タッチインターフェースは全体的に、ごく初期の段階にあると言えます。これは興味深いことです。というのも、何年も前にわたしがAppleにいたとき、わたしが退職するよりずっと前から、われわれがこれに取り組んでいたことを知っているからです。Appleがこれを出していくのを見るのはうれしいことです。誰もがこれを使い始めています。ただし、Appleがやるべきことはまだたくさんあるように思います。

--今から3年後、4年後、5年後、わたしたちはどのようにデバイスを操作しているでしょうか。キーボードやマウスはまだ存在しており、改良されるだけだと思いますか。

Tevanian氏:古いテクノロジがすぐになくなることはまれです。おっしゃる通り、古いテクノロジはほかのテクノロジによって改良されますし、すべてのテクノロジには目的があります。現時点では、人々はキーボードからタイプしています。携帯電話でどれほど素晴らしいタッチインターフェースができようとも、人々が電話でメモを取るようになるまでには、まだ時間がかかるでしょう。それしか使えるものがないという状況では別ですが、そのときは、いくつかのことを書き留められることに感謝するでしょう。こうしたことは一般に付加されてゆくもので、それぞれが適した役割を見つける傾向があります。それこそが、今後起こることだと思います。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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