Windows開発における信条は「責任」--マイクロソフトのS・シノフスキー氏 - (page 3)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、矢倉美登里、福岡洋一2009年11月27日 15時29分

 Sinofsky氏はいつものように、私が今後のことについて質問すると固く口を閉ざした。MIXイベントで「Internet Explorer(IE) 9」のベータ版を公開するのかと質問してもSinofsky氏は、私が次の質問をするまで沈黙したままだった。

 インタビューではその後も、「Windows 8」と言っただけで、同じようにこわばった表情で睨みつけられた。

 「Windows 8の機能についてはお尋ねしませんが、(Windows 8について)少しでも話してもらえませんか?数週間前にIE 9の開発に着手した、とおっしゃいましたね。Windows 8の開発も同じように進めているのですか?」と、私は質問した。

 返ってきたのはまたしても沈黙だった。それも、さらに深い沈黙だ。

 「私は『Windows 8』とは一言も言っていない。Windows 8と言ったのはあなただ。次の質問をどうぞ」と、Sinofsky氏は促した。

 GoogleやAppleのようなライバルについてどう思うか尋ねたところ、Sinofsky氏は興味深い発言をした。

 「真剣に考えておく必要がある。ソフトウェア業界では、このことは常に真実だ。ソフトウェア業界では、ちょっとしたことで人々の認識や行動が劇的に変わる。ある時点での人々の認識や、実際のシェア、計測されたシェアがどうであろうと、いずれはちょっとしたことがきっかけで変化すると考えておくことが非常に需要だ」と、Sinofsky氏は語った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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