コンシューマ向けビジネスの説明には、同社代表執行役副社長 コンシューマー&オンライン事業部担当の堂山昌司氏が登壇。注力分野として「Windows 7」「Windows Mobile」「Bing」「Xbox LIVE」を挙げた。
同社内において、Windows Mobileは「戦略的な商品」(堂山氏)という位置づけ。先頃発表されたWindows Mobile対応アプリケーションのオンライン販売ストア「Windows Marketplace for Mobile」を、日本でも提供していくという
また、5月28日に発表された検索エンジン「Bing」も日本に順次展開していく。米国では「ショッピング」「旅行」「ヘルスケア」「地域」という4つの検索領域を重視してサービスを展開中。堂山氏によれば、国内ではこれらの項目だけでなく「ビューティ」の検索結果にも注力していくという。なお、国内ではベータ版として提供している。
今年4月に日本での累計販売台数が100万台を越えたXbox 360は、「現在も良好」(堂山氏)な売れ行きだという。2010年度は「Liveブランドでは最大級のサービス」(堂山氏)であるXbox LIVEを拡大していく意向で、2009年度の広告配信モデルの導入に続き、2010年度はフルゲームのダウンロードや自作コンテンツの配信といったコンテンツ配信を実施。「デジタルエンタテインメント事業の中心にするべく育てる」と堂山氏は語っている。
コンシューマ向けビジネスとしては、このほかにMSN産経ニュースなどのメディア事業もある。同社はこの領域において、広告事業として「マイクロソフト メディアネットワーク」を展開している。MSNやLiveブランドで提供中の各種サービスといったネットワークの中で、「最大の効果を持つように配信していく」と堂山氏。経済環境の悪化により、広告を出稿する各企業は「宣伝費の効率化を求めてくる」(堂山氏)ため、「より効果的で、よりターゲット化された広告」を日本でも展開していくという。
マイクロソフトは2010年度、主に次の製品およびサービスを市場に投入する予定だ。
特筆すべきは、米国での提供価格が間もなく発表される予定のWindows Azure。北米では2009年後半から商用利用が始まる。しかし2010年度、日本では技術評価パイロットのみが提供される予定だ。
このほか、H.264対応を果たしたSilverlight 3は7月に提供が始まり、.NET 4.0およびVisual Studio 2010も2010年の前半には提供が始まる予定だ。
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