DownTesterはHTTPやFTPのURLを複数指定し、それらのダウンロード速度を手軽に計測できるアプリケーションである。これは地味ながら堅実に仕事をこなしてくれるだけでなく、有益な機能も提供しているため、使ってみる価値はある。
[Advanced Options]メニューから設定できる機能はツボを押さえたものとなっている。例えば、ダウンロード時間やダウンロードバイト数に基づいてテストを終了させることもできる。また、エラー発生時におけるリトライの有無やその回数を指定したり、FTPのPassiveモード/Activeモードを指定したりすることもできる。さらに、テスト結果をファイルに出力したり、新たなURLの一覧をファイルから読み込むこともできる。
なお、クリップボードにあるURLの一覧をDownTesterのウィンドウに直接ペーストすることはできない。DownTesterでは、[Add URLs List]メニューを経由する必要があるのだ。しかしDownTesterの短所はこれぐらいしかない。ネットワークの接続速度にまつわる問題の診断を行う必要があるのであれば、是非ともチェックしておきたいソフトウェアである。
スクリーンショットを取得するプログラムなんて既に持っていると言われるかもしれない。しかし、筆者がGreenShotを半日テストしてみたところ、なかなか優れたソフトウェアだということを実感した。
他の同種のソフトウェアと同様に、GreenShotはモニタ上でユーザーが指定した矩形領域のスクリーンショットを取得するものである。GreenShotは、スクリーンショットを取得する矩形領域の指定時に座標を表示し、取得後すぐにちょっとしたイメージエディタで該当イメージを編集できるようにしてくれるのだ。このイメージエディタの機能はさほど豊富ではないものの、必要最小限の機能は備わっている。これを使うことで、四角形や楕円形、直線、矢印を描画したり、テキストの追加を行うことができるのだ。なお、イメージの保存形式はPNGとJPEG、BMP、GIFとなっている。また、スクリーンショットに描き加えた形状やテキストの色を変更したり、直線の太さを変更したりすることもできる。
この他にも、保存先の切り替えを行ったり、ファイル名の名前付け規約やフォルダを指定したり、ファイル形式やホットキーの定義を行うといったオプションも充実している。使用リソースは少なく、ベータ版としては驚くほど効率的に仕上がっている。双方向の矢印を指定する際の実装にはもうひと工夫必要であるが、フリーウェアであるということを考えれば、今後も目が離せないソフトウェアと言えるだろう。
あなたも隠れたフリーウェアの逸品を使っているのであれば、それをコメント欄で教えて欲しい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
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