「寂しがり屋」は携帯電話が大事?

アイシェア rTYPE リサーチ2009年05月25日 11時54分

 様々な電化製品に囲まれて日々生活しているが、現在、どんな電化製品が「必需品」ととらえられているのだろうか。「家庭」での必需電化製品に的を絞って調査を実施。

 20代から40代のネットユーザー560名の回答を集計した。回答者の属性は「どちらかというと寂しがり屋(37.3%)」「寂しがり屋(20.5%)」を合わせた寂しがり屋が57.9%(324名)、「そうではない」人は42.1%(236名)。

 まず、世の中で家庭での生活必需品(ないと絶対に困るもの)となっている電化製品は何だと思うか、17の選択肢から1つ選んでもらった。トップは「冷蔵庫」で38.2%。2位は「パソコン(32.1%)」、3位が「携帯電話(12.3%)」で、以下「テレビ」「洗濯機」などは10%未満に。

 性別や年代で差が見られ、「パソコン」は男性と20代で1位。一方、女性と30代・40代では「冷蔵庫」が1位となっている。「冷蔵庫」は年代が上がるほど比率が増え、「携帯電話」は年代が低くなるほど比率が上がっている点が特徴的だ。また、寂しがり屋度合いによる違いも見られ、「寂しがり屋」の人ほど「携帯電話」を必需品と考える傾向が見られた。

 続けて同じ選択肢で、回答者自身が考える、家庭での必需電化製品を答えてもらった(複数回答形式)。「冷蔵庫(86.3%)」「パソコン(73.8%)」の2項目は一般的な必需電化製品と同じ順位に。しかしこちらの3位には「洗濯機(68.2%)」がランクイン。以下「携帯電話(52.1%)」「テレビ」「電子レンジ」が各48.6%と続いた。

 上位に名前があがった「パソコン」「携帯電話」「電子レンジ」は年代が低いほど高比率となり、逆に「テレビ」は高い年代ほど必需品とする比率がアップ。また、女性と20代では「電子レンジ」「ドライヤー」の割合が他より高く、30代では「エアコン」も半数以上にのぼるなど、それぞれのライフスタイルが垣間見える結果に。

 このような意見の回答者に、先ほど回答した電化製品のうち、最も手放したくないものを選んでもらった。トップは、36.3%の支持を集めた「パソコン」。 2位は「冷蔵庫(35.0%)」、3位が「携帯電話(11.4%)」の順となった。

 しかし、性別・年代別に見ると、女性(41.2%)と40代(39.8%)では「冷蔵庫」が1位に。40代では8.1%の「携帯電話」が20代では14.6%と高く、特徴的な傾向が見られた。

 また、ここでも寂しがり屋の度合が高いほど「携帯電話」を必需品とする割合が高く、「寂しがり屋」では19.1%と「そうでない(4.2%)」人を大きく上回っている。

 寂しがり屋の人が「携帯電話」を選んだ理由の自由回答を見ると、「ないと寂しい」「ないと不安になる」「生活の一部」といった声が多数。寂しがり屋の人にとって「携帯電話」は電化製品の役割を越えて、自分が寂しくならないためのツールとしても「必需品」となっているのかもしれない。

家庭での生活必需品となっている電化製品で手放したくないのは何か

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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