今のところOnLiveは自社のビジネスモデルを公にしていないが、何らかのサブスクリプションサービス形式を取るようだ。このモデルでは、プレーヤーは月額のアクセス料金を支払い、さらにゲームを1回プレイするか、常時プレイするために購入するかに応じて、追加料金を支払うことになる。
さらにOnLiveによれば、おそらく、同社が提供する一部のゲームまたはすべてのゲームの無料体験版を提供する予定だという。コンシューマーは無料体験版でゲームを購入するかどうか決めることができる。プレーヤーによっては、従来の小売店舗でそうしたゲームを購入するかどうか決める場合、無料体験版を利用することがあるということは、OnLiveも承知している。しかしPerlman氏とMcGarvey氏は、人々がOnLiveシステムとつながっていてくれれば、自分たちは満足だということをほのめかしている。
OnLiveが自社のシステムをモデリングするにあたって、少なくともある程度、Microsoftのヒットサービス「Xbox LIVE」を参考にしていることは明らかだ。つまり、マルチプレーヤーゲームのファンが1人きりでプレイすることはない。むしろ、そうしたファンために構築されたゲームのマルチプレーヤー機能に、完全にアクセスするようになるだろう。さらにもう1つ興味深いソーシャル機能は、ほかのユーザーがゲームをプレイするのをリアルタイムにデジタルで見ることができるというものだ。ユーザーはたとえ自分たち自身は雑談するだけでも、最高クラスのプレーヤーのプレイを見ることに興奮を覚えるだろうとOnLiveは考えている。
Perlman氏は、オンラインゲームシステムにおける観戦というコンセプトは、それ自体新しいものではないが、プレーヤーが自分でゲームを所有することなく、ほかのプレーヤーがプレイしているものを見られるのはOnLiveが初めてだと言う。
Xbox LIVE型のもう1つのソーシャル機能は「brag clips」と呼ばれるものだ。基本的にはゲームのアクションを15秒間リプレイする機能で、プレーヤーが自分の腕前を自慢したければ友人と共有することができる。OnLiveは最新のアクション15秒間分を常に記録しているため、これが可能だとPerlman氏は言う。
McGarvey氏は、すべてを合わせると、OnLiveは友人、仲間、ランキング、リーダーボード、トーナメントなど標準的なソーシャル機能のフルスイートを提供すると言う。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手