どこが優れているのかiWork '09とiLife '09--ビジネスで使うMacレビュー - (page 3)

Numbers(表計算)

 私の場合、表計算ソフトの利用頻度が最も高いのですが、やはり頻度が高いソフトほど細かい点で戸惑います。オートフィルどこ??改ページプレビューは??と随時悩みます。

 更に、標準の関数は250個と多いのですが、VBAのようなマクロを使う事ができません。これが私には痛かったです。細かな物で自分用に作成したVBAが多数あり、それのおかげで円滑に計算できていたので、使えなくなってしまうと、また今後も作っていけないと考えると躊躇します。

 複数のすばらしいテンプレートが用意されていたため、独自関数の作成は必要ない方でしたら十分利用価値があるかと思います。

Numbersのテンプレート選択画面 Numbersのテンプレート選択画面

Keynote(プレゼンテーション)

 こちらはPowerPointからの移行でも、使い込んでいる方は戸惑う事もあるかもしれませんが、私の利用レベルでは特に問題ありませんでした。デザイン性の優れたApple純正というだけあって、標準で使えるテンプレートのクオリティは高いと感じました。

Keynoteのテンプレート選択画面 Keynoteのテンプレート選択画面

 テンプレートの数を比較してみると、

  • Keynote 44個
  • PowerPoint 69個

 とPowerPointのほうが多いです。

 またインターネットに公開されているテンプレートもPowerPointが圧倒的に多いですが、探してみるとなかなか欲しい物に巡り会えず時間ばかりかかってしまうことが多かったです。

 Keynoteに関しては公開数こそ少ないですが、質が高い物があります。有料、無料各種ありますので、有名なサイトをご紹介します。

テーマダウンロード

・Keynote Thema Park

・Keynote Pro ・Jumsoft

 セミナーやイベントでも、Power Pointで同じテンプレートを使用する人が非常に多く、オリジナリティにかけてしまうのが悩みでした。keynoteのほうが利用者数が少ないので、そうした悩みも減るかもしれません。

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