われわれが目にしてきたのは、クラウドに気付き、短期間で活用した大企業の事業部門が、場合によってはやめてしまうということです。彼らはクラウドを試します。しかし、戦略的なエンタープライズアプリケーションに関しては、もう少し時間がかかるかもしれません。
Ozzie氏:まさにおっしゃる通りです。
Ozzie氏:Web 2.0の時代に出現したもののいくつかのメリットには、サイトにアクセスしている多くの人たちの活動を1つにまとめ、活用することで実現できることがあると思います。このようなことは、将来、今まで以上に幅広くエンタープライズなどの利用者によって行われるようになるでしょう。今はそれほど主流ではありません。Amazonはこのような技術の活用の第一人者ですが、大半については、今日のウェブサイトでのエクスペリエンスのほとんどは非常に単一的です。短期的には、主にインフラ的(な導入)になると思います。
Ozzie氏:そうですね、顧客がわれわれに期待する完成度と信頼性の面で目標を達成したと最終的に判断したとき、ビジネスを本格化することになるでしょう。そして、そのときは、最初から利益を得ることができます。われわれはそうなるように価格を設定するつもりです。
画面でご覧になったように、土台、中間のサービス、最上部を何層も重なったケーキに例えれば、層の上に行けば行くほど、利幅が増えます。層の最上部にあるのは、ソリューションであり、価値に応じた価格設定です。底にあるのは、多かれ少なかれリソースの活用であり、リソースの活用、SLAとの組み合わせの上に利幅があります。
Ozzie氏:Azureは新しいコンピュータであり、20年後には、Azureがなかった昔はどうしていたのだろうと思うようになるでしょう。われわれはPCを熟知しており、サーバを熟知しています。現在、各社はそれぞれ自社のウェブサイトを運営しており、人気が出過ぎたらどうなるか常に不安を感じています。そのため、ウェブサイトを運営している人たちの保護は度を超しています。われわれにウェブサイトの一部の運営を任せること、あるいはわれわれのインフラストラクチャで運営することにより、容量について心配する必要がなくなり、サイトで何を試すかだけを気にすればよくなります。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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