コンテンツ配信から会員向けサービスまで事業を拡大するザッパラス - (page 2)

 業績は好調で、2008年4月期は連結売上高が2007年4月期実績比23%増の85億5000万円、経常利益は同50%増の18億8200万円。フィルタリング規制の影響に苦しむ同業他社を尻目に会員数拡大が想定以上に伸びている。今期も成長は継続。売上高は前期実績比9%増の93億4200万円、経常利益は同30%増の24億4200万円を計画している。

 占いサイト運営が主力だが、優良なコンテンツで獲得した会員を活用し、事業領域の拡大も進めている。前期にはスイーツやブランド品アウトレット、コスメなどのEコマースを開始しているほか、ゲームコンテンツの配信も始めている。

 ザッパラスは占いコンテンツ会社から、優良な会員を有効活用してさまざまなサービスを提供する会員ビジネス会社への変身を進めている。今後は1会員あたり売上高の向上とともに、利益率の更なる上昇が期待される。

 新興市場は本格回復には程遠い状況だが、業績好調なネット関連銘柄を見直す動きが出始めている。ザッパラス株はその流れに乗って上値追い傾向を鮮明化させている。2009年4月期第1四半期決算を9月1日に発表予定であり、そこで好業績が確認されれば、更なる上値への挑戦も期待できそうだ。

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