フォトレポート:米陸軍が表彰した2007年の技術 - 15/15

文:Jonathan Skillings(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008年07月11日 07時00分
 表彰された10の発明の最後の発明には、「Damage Control Resuscitation of Severely Injured Soldiers」という長たらしい名前が付けられているが、目的は「より多くの命を救うこと」と、非常に簡潔に言い表すことができる。陸軍によれば、Damage Control Resuscitationは、「大量輸血を必要とする瀕死の重傷を負った兵士の処置の標準」になっている。問題の損傷は身体内部のため、出血を止めるために、圧迫による方法を使うことはできない。

 一般的に、出血している患者には、血液量の3倍の食塩水が点滴され、場合によって、同時に輸血が行われる。しかし、重傷を負った患者の場合、大量の体液と血液によって、身体の凝固能力が阻害され、有害になることがある。

 Damage Control Resuscitationにより、医師は食塩水の使用を制限し、通常状態よりも多い血漿(通常の4対1の血球と血漿の割合に対して、同量の血漿と赤血球を混合)を使って、血液量を回復する。

 陸軍は、この方法により、戦場で重傷を負った兵士の死亡率が65%から17%に低下したと述べている。
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 表彰された10の発明の最後の発明には、「Damage Control Resuscitation of Severely Injured Soldiers」という長たらしい名前が付けられているが、目的は「より多くの命を救うこと」と、非常に簡潔に言い表すことができる。陸軍によれば、Damage Control Resuscitationは、「大量輸血を必要とする瀕死の重傷を負った兵士の処置の標準」になっている。問題の損傷は身体内部のため、出血を止めるために、圧迫による方法を使うことはできない。

 一般的に、出血している患者には、血液量の3倍の食塩水が点滴され、場合によって、同時に輸血が行われる。しかし、重傷を負った患者の場合、大量の体液と血液によって、身体の凝固能力が阻害され、有害になることがある。

 Damage Control Resuscitationにより、医師は食塩水の使用を制限し、通常状態よりも多い血漿(通常の4対1の血球と血漿の割合に対して、同量の血漿と赤血球を混合)を使って、血液量を回復する。

 陸軍は、この方法により、戦場で重傷を負った兵士の死亡率が65%から17%に低下したと述べている。

提供:U.S. Army

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