InterActiveCorp(IAC)の会長Barry Diller氏は先ごろ、無料で差し出されるのでなければAOLを買収するつもりはないと明言した。しかし、コンテンツについては別のようだ。AOLは、米国時間2月14日、IAC傘下のビジネスディレクトリCitysearchと提携したと発表した。
今後、Citysearchのレビュー、写真、記事、ビデオなどのコンテンツが、AOL CityGuide、AOL Local Search、MapQuestなど、多くのAOLサイトに登場することになる。AOLはCitysearchに広告インベントリを提供する。
両グループの親会社(いずれも本社はニューヨーク)は、広告事業への集中化に努める中、共に厳しい状況にある。業績低迷にあえぐAOLは、かつて全国にあまねく広げていたインターネット接続事業を広告事業から分離するため、事業を二分する可能性がある。一方のIACは、デジタルメディア事業を温存するため、一般消費者向けブランドの分離を図っている。今回の提携は、そうしたさなかの出来事だ。Citysearchは、Ask.com、Evite、Match.comと共に「新生IAC」の一部となる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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