感動の瞬間を逃さない多機能コンパクト一眼--オリンパス「E-510」 - (page 4)

礒村 浩一 (Isopy)2007年11月26日 23時52分
オリンパス
内容:2007年、オリンパスは「フォーサーズ規格」を採用したデジタル一眼レフカメラ「Eシステム」を第二章として展開した。そしてE-410、E-510を立て続けに発売、またつい先日発表となったE-3をフラッグシップ機として位置づけることで初級から上級ユーザーにまで対応したシステムを確立した。そこで今回は中級ユーザー向けと位置付けられるE-510を実際に使用する事でその実力を検証してみたい。

高画質低ノイズを実現した新開発画像エンジン

  • ライトアップされた煉瓦造りの建物。E-510を三脚に固定してISO感度を変えながら撮影した。黄色枠内を等倍に拡大して各画像を比較する。ノイズフィルターは初期設定の標準を適用。ノイズリダクションON

 LiveMOSセンサーと新開発された「トゥルーピック・」の組み合わせは高感度撮影時におけるノイズの低減にも効果を発揮する。実際にテストした画像を見比べていただきたい。E-510を三脚に固定して、ISO感度を100〜1600まで変えながら撮影した。

 各画像の同一部分を等倍に拡大して比較してみる。結果としてはISO100〜400まではほとんどノイズは認められない。ISO800で画像にザラつきが見えてくるものの色ノイズは認められない。ISO1600になるとさすがに色ノイズも現れてはくるがまったく使えないという程ではない。

 通常であればやはりISO800までとし、ISO1600は緊急時での使用となるだろう。参考までに同じくLiveMOSセンサー(約750万画素)を搭載するE-330の高感度画像とも比較してみた。同条件の被写体とはいかないが、ISO400およびIS0800で撮影した画像をE-510で撮影した画像と較べると明らかにE-510の方が低ノイズとなっている。

  • ISO100

  • ISO200

  • ISO400。ISO100〜400まではほとんどノイズはないといえる

  • ISO800。ISO800になると色ノイズはないものの画像のディティールが弱まってくる

  • ISO1600。ISO1600ではさすがに色ノイズも目立ち画像のディティールも崩れてくる

  • E-330、ISO400で撮影

  • E-330、ISO400で撮影(拡大)

  • E-330、ISO800で撮影

  • E-330、ISO800で撮影(拡大)

 E-510に搭載されている「仕上がりモード」では撮影目的に応じて画像の現像パラメーターを変更することができる。初期設定値はNATURALとなる。また画像の諧調を標準、ハイキー、ローキーのいずれかを重視した諧調表現として選択保存することも可能だ。これらはE-410にも搭載されているものだ。

  • NATURAL

  • FLAT

  • VIVID

  • モノトーン

  • モノトーン+セピア

  • モノトーン+青

  • モノトーン+紫

  • モノトーン+緑

  • 標準諧調 初期設定値

  • ハイキー諧調 ハイライト部の諧調を広げる

  • ローキー諧調 シャドウ部の諧調を広げる

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