ファミリーユースの決定版!?--ビクター「Everio GZ-HD3」 - (page 3)

ビクター
内容:HDDビデオカメラ、フルハイビジョン化と独自の視点で一歩先行くビデオカメラを提供し続けるビクター「Everio」。最新モデルとなる「Everio GZ-HD3」では、1440ドットのハイビジョン画質を採用し、よりコンパクトに機動力の高いビデオカメラ完成させた。

DVDライターやPC連携も充実

 また、GZ-HD7と同様に、別売のDVDライター「CU-VD40/CU-VD20」を使って、PCレスのハイビジョン保存と再生(CU-VD40のみ)が可能だ。DVDライターでハイビジョン再生もできる点が、他のDVDライターにはない特徴といえるだろう。

 同梱のソフトウエアもGZ-HD7と同じく再生用に「PowerCinema NE for Everio」、ノンリニア編集用に「PowerDirector 5 NE Express」、Blu-rayディスクなどへのオーサリング用に「PowerProducer 3 NE」が同梱されている。Mac OS X用としては、GZ-HD3のムービーを読み込めるプラグインソフト「QuickTime Component for Everio」が付属している。

 将来性やデータ量の削減、SDメモリーカード記録の再生互換からすると、H.264などの次世代のAVエンコーダーが欲しい気もするが、GZ-HD3は、こなれたMPEG-2 TS記録を採用することで、安定した画質で撮影でき、1440CBRモードで撮れば、既存のHDV編集環境との互換性も実現できる。PC編集では、H.264動画の編集と比べて、それほどCPUパワーを必要としない点もメリットになるだろう。

 ビクターのHDDムービーらしい完成度の高さに加え、必要かつ充分以上の機能を備え、その割にコンパクトなGZ-HD3は、バランスの良いモデルといえる。今すぐに家族などのハイビジョン撮りを堪能したい人はもちろん、HDV取り込み対応のレコーダーのユーザーや、PCで比較的手軽にムービー編集したい人にもすすめられるだろう。

  • Blu-rayドライブ付きのPC+付属のPCソフト「PowerProducer 3 NE」を使えば、PCにバックアップした撮影データからBlu-rayが作成できる。H.264編集と比べるとCPUパワーを必要としない。DVDライターでDVDにバックアップされたデータも、PCと同じ保存形式なので、DVDからPCにコピーすればBlu-ray化が可能だ

  • TVでは16:9表示だが、横が1440ドットなのでPCでキャプチャすると縦長の画像になる。XPモードでは、ハイビジョン映像らしく、ひまわりの細かいディテールや、スポーツカーの金属感が感じられる。野外撮影ではノイズ感が少ない。色はコンシューマ機らしくビビッドだが、行き過ぎた強調感は少なく比較的バランスが良い

  • 高解像度(最大1920×1080ドット)静止画も撮影できる。最近のデジカメの色は地味な傾向にあるが、GZ-HD3の静止画には3CCDらしいビビッドさが感じられる。光学10倍ズームと合わせて、GZ-HD3ならではの静止画撮影も楽しめる

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