数週間前に動画を推薦するソーシャルサイトの「Mesmo.TV」を知り、試してみたのだが、分かりにくいと思ったため、記事にしていなかった。米国時間7月17日朝、Mesmoのサイトが正式に開始した。分かりにくいのは相変わらずだ。しかしMesmoの「Facebook」アプリケーションとなると話は違う。これはウェブサイト自体よりも精巧で、使いやすい。またコミュニティが組み込まれているために、さらにパワーアップした。
簡単に言うと、Mesmoはテレビ番組、オンラインビデオクリップ、ビデオポッドキャストなど、利用者のお気に入りの動画コンテンツにフラグを付けることを可能とし、また仲間が何を好んでいるかを知ることができるというものだ。視聴する範囲を広げたいという利用者は、共通の関心を持った仲間を容易に探し出し、彼らが他にはどんなものを好んで見ているのかを知ることができる。
これはStumbleUponの「StumbleVideo」に少し似ている。いずれも動画を探し出すアプリケーションだ。しかしMesmoのいわば結合組織はコンテンツではなく、主に利用者の「友だち」であるという点が、この体験を面白くしている。
Mesmoはどちらかというと音楽コミュニティサイトの「iLike」を思い出させる。これは自分のメディア嗜好を友人と共有しながら、友人の好みも知ることができるというものだ。しかしほとんどのオンラインビデオが無料である一方で、音楽は無料でないという点で、Mesmoのほうがやや勝っている:友人のお気に入りが見えるときには、たいていの場合、それを視聴することもできる(ネットワーク放送番組へのリンクが、そのネットワーク自体の番組のページにつながり、ストリーミングを利用できることもあれば、できないこともある)。利用者はこのサービスから番組を購入することも可能だ。当面は「Amazon Unbox」でストリーミングを、後にDVDを入手するという具合である。
もうひとつiLikeとMesmoの大きな共通点は、いずれのアプリケーションも、単独のウェブアプリケーションとしてよりも、Facebook上でのほうが優れているということだ。これはFacebookアプリケーションが無料で受け継ぐコミュニティ機能によるところが大きいが、Facebookの巧みなデザイン美学のおかげでもある。多くのウェブアプリケーションが他との違いを出そうと苦心しているなか、ほとんどのFacebookアプリケーションは既存のFacebook利用者が即時に把握できるように構築されているようだ。
「NewTeeVee」の「いいビデオが見つかる場所」も参照されたい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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