防水・スタイル・コストパフォーマンスよし! -- NTTドコモ FOMA F703i - (page 2)

NTTドコモ
内容:F703iはドコモのFOMA 703iシリーズの1つで、富士通製の携帯電話だ。スタイリッシュで、普及レンジの価格なのにフラグシップ機に迫る多機能、そして、防水機能付き。コストパフォーマンスもよく、レビュアーもおすすめしたい1台だ。

F703iの「普通の」ケータイとしての魅力

  • 参考に、バッテリーを比較してみた。左がF902iのもの。中央がF703iのもの。容積的にも小さいが、容量もF902iが770mAhに対して600mAhと小さい。ちなみに、右の大きいのはW-ZERO3のもの。スマートフォンはさすがに大きい

 さて、話をF703iに戻すが、このケータイは、「防水」を特に取り上げられることが多いが、普通のケータイとしての魅力にもあふれている。

 まず、このデザインだ。F703iのデザインは、見ての通り、フラットでシンプル。そのままでも、非常にクールでよいデザインだ。

 本体が薄く、ケータイがほどよい大きさ重さになって、持ってみて非常によい感じになった。

 ただし、その分内蔵電池も小さくなり、容量が減っているのは多少気になるところだ。スペック的には、やはり、たとえばF903iの静止時待ち受け時間が540時間あるのに対し、F703iは420時間と多少少ないようだ。

  • F703iのデザインはいたってシンプルだがクール。上面パネルは本当はフラットなのだが、塗装で凹凸のあるラインを表現している

 また、上面パネルは完全にフラット。手にとって見て非常によい感じのおおきさ凹凸はないのだが、表面塗装にアクセントがついており、見た目にもかっこいい。

 それだけでもよいことなのだが、F703iのデザインのよさは、シンプルさのおかげで、飾り付けをしても、デザインが自分のしたいことの邪魔をしない、ということも挙げられる。

 たとえば、携帯電話を自分なりのものにしたいと、普通はストラップを付けたり、あるいは人によっては、ケータイをビーズやコサージュと付けたりとデコレーションすることがあるが、このようなことをしても、ケータイのデザインが、まったく飾り付けの邪魔をしない。表面は完全にフラットなので、たとえばラインストーンなどで飾っても、携帯表面のデザインを気にしないで石を並べられるのだ。  ある意味、デザインケータイなどよりは、本当にデザインを考えたデザインなのではないかと思える。

  • 試しにスノーホワイトのF703にストラップを付け、少しだけビーズを載せてみた。デザインがシンプルなので、デコレーションも簡単に決まる

  • こちらはブラッサムピンクにビーズ、コサージュ、ストラップ。メタリックなピンクなので、ブルーのストーンが合う

 ちなみに、フリップ式の携帯電話によるある背面ディスプレイは、この機種の場合、ハーフミラーで7セグLEDといくつかの色のLEDが埋め込まれており、簡単な英数字4文字とドットがいくつか表示できるようになっている。LEDであるため、表示できる情報はそれほど多くない(たとえば、受信したメールの題名などを表示することができない)のだが、反面、一文字一文字が大きいため、メール着信や時計の表示などが、ぱっと見てもわかりやすい。実際のところ、背面で見られる情報量としてはこの程度で十分なのかもしれない、という気もする。

 なお、このF703iは、内蔵ソフトウェアはそれまでのFシリーズFOMAをほぼ踏襲しているようで、操作感覚は、それまでのFシリーズFOMAとかほとんど同じだ。メニューなども多くが以前のFケータイのそれを踏襲している。

 細かな改良点としては、メニューでアイコンの拡大を選んだ場合にスムーズに表示されるようになっており、全体的にレスポンスが向上している。細かい改良なのだが、確実に使いやすくなっているのは確かだ。

  • 着信時はこのように背面が光る。いわゆるハーフミラー筐体にたて2、よこ2で計4個の英数字が表示できる7セグLEDが内蔵されている

  • Fケータイの特長、アドバンストモードメニューも健在。アニメーションがスムーズになり使いやすくなっている

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