Jumpcutの最高経営責任者(CEO)Mike Folgner氏は、ビデオを転送できるようYouTubeとの間で合意を交わそうと努めているところだという。
ビデオ関連機器ディーラーのNewTekは、Jumpcutよりハイエンドの市場を明確に指向している。同社の「NewTek TriCaster」は重さが10ポンド(約4.54kg)もあり、オリジナル編集ソフトウェアとハードディスクのほか、複数のカメラからの映像入力を切り替えるためのカメラスイッチャも装備する。
5000ドルの同デバイスは、映像制作からわずかでも収入を得ているような層向けとなっている。
しかし、YouTubeで大ヒット作品を生み出すのに多額の資金は必要ない。Ryanさんは、「タバコ1箱分で買えるソフトウェアもある。禁煙すればよい作品を作れる」と話す。
Hardingさんは、ハイエンドビデオカメラへの投資を控えた。実際、彼はビデオカメラと完全に決別し、キヤノンのPowershot SD500と、バックアップにSD200を使うようになった。Hardingさんによると、これら静止画用カメラに皆が驚くという。だが、これらカメラは短時間の動画なら撮影可能だ。低価格で、ポケットに入るほど小型で、耐久性もあるという。
Hardingさんは、「ボルネオでは、本格的な水中写真家らと一緒にダイビングをした。高価な機器の操作に手間をかけていた彼らは、これらの小型カメラで撮影した高画質の写真や映像を見て落ち込んでいた」と語っている。
Ryanさんは、高価な技術を持ってしても創造性を補うことは絶対にできない、と警告する。彼女は、絶句するような視覚効果より機知に富んだ会話や魅力的な話の筋の方が大事だとし、効果は小道具として利用すべきものだ、と加えた。
Ryanさんは、「Playing with Loca」という自身のビデオのなかで、映像効果専門ベンダーのAdorageからダウンロードしたグラフィックスを披露しており、Lil' Locaをギャラリーに飾られた芸術作品のように見せている。
Ryanさんは、Locaのトレードマークとなっている威張った調子のしわがれ声で、「そう、これこそ傑作だ。『Mona Lisa』なんて目ではない。『Mona Loca』の方が上だ」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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