HP、オープンソース関連サービスの開始を検討 - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News.com)
翻訳校正:河部恭紀(編集部)
2006年01月18日 15時27分

JBossとの提携

 HPは米国時間17日、JBossとの提携関係を拡大することも発表した。JBossは、サーバ上でJavaソフトウェアを実行する、社名と同じ名前のオープンソースアプリケーションサーバ製品を提供している。

 2004年にHPはJBossと再販契約を結び、JBossのコアソフトウェアの販売を開始した。同時期にHPは、オープンソースのデータベースソフトウェア「MySQL」、電子メールサーバーソフトウェア「Sendmail」、Symasのディレクトリサーバソフトウェア「OpenLDAP」についても類似の契約を結んだ。

 今回、HPはJBossとの契約を拡大し、「JBoss Enterprise Middleware Suite(JEMS)」という同社のより本格的なパッケージ製品も扱うようにした。この提携関係は、LinuxやHP-UXにも及んでいる。

 HPはJEMSシステムのデザインやインストール、また他のテクノロジーから同システムへの移行を容易にするためのコンサルティングサービスも提供するという。JEMS関連サービスは、2月後半から利用できる予定だ。

 Novellは同社の「SUSE LINUX Enterprise Server」製品にJBossソフトウェアを付属しているが、Linux最大手のRed Hatは、ObjectWebというコンソーシアムが管理する、「Jonas」という別のアプリケーションサーバ製品を選択した。

 HPは「Red Hatと強力な提携関係」を結んでいるとMartinoは述べ、Red Hatが中核のオペレーティングシステム製品に加え、より高度なソフトウェアの販売を検討していることから、Red Hatとより高いレベルでの提携関係を模索していると付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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