やや大きな製品アップデートでもApple敷地内に一部のテックジャーナリストを集め(10月にあった「MacBook Air」イベントを思い出してもらいたい)、Jobs氏とその仲間達がハードウェアやソフトウェアのデモを披露する。ここにヒントがあるのではと思われる。恐らく明日の発表は、ある種のアイデアもしくはインフラストラクチャにおける変化以上のもので、デモはできないが、デジタルメディアの利用方法に対して非常に大きな影響力を持つものなのではないか。
言い換えれば、これは、クラウドベースのiTunesが遂に登場するということになり得るのだろうか?
Appleは、同社がノースカロライナ州で建設中の巨大なサーバファームの稼働について、年末までに準備が整うことを四半期決算の電話会議で既に示唆している。同施設の目的は、膨大な量のデジタルメディアを収容することと長い間推測されてきた。クラウドベースのiTunesによりユーザーは、表面上、あらゆるデバイス上でiTunesを使って購入されたコンテンツなら、あらゆるデバイスへiTunesを使ってストリームできるようになるだろう。言い換えれば、楽曲をどこで購入するかは問題ではなくなるだろう。楽曲は、iPhone、Mac、iPad、そしてもちろんApple TVでも再生でき、ローカルストレージの必要性がなくなる。
時期的にクラウド関係の発表は合っている。それは、9月にリリースされたストリーミング限定のApple TV、そして、期待されているiOSデバイス向けAirPlayに合致すると思われる。
しかし、これには、Appleの音楽業界内のパートナー企業からの同意が恐らく必要になるのだろう。しかし、報道によると、これについてはまったく不明だという。Appleが、パートナー企業に相談することなく突っ走る可能性もあるが、そのような行為は、パートナー企業を満足させる続ける必要があることを考えると、明らかに賢明な戦術とはいえないだろう。
ならば、発表は完全に突拍子もないことかもしれない。Android向けiTunesのような。もちろん、これはないだろう。しかし、今のところ、どのような推測も可能だ。
アップデート:なんと、普通程度の発表が浮上してきた。The Beatlesのレコード会社とAppleがついに同バンドの楽曲をiTunesで提供することに合意したとThe Wall Street Journalが伝えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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