Appleが「iPod shuffle」と「iPod nano」、「iPod touch」をアップデートし、いずれも前モデルから大きくスペックを変更して発売した。本稿では各機種の特徴と主要な変更点に迫ってみよう。
第4世代を数える今度のiPod shuffleは、かなり「ポップ」だ。カラーバリエーションはシルバーとブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの計5色。全4色のうち2色が渋めのシルバーとブラック(他2色はピンクとグリーン)だった第3世代と比較すると、受ける印象がだいぶ異なる。
印象が異なる理由はもうひとつ、第3世代で省略された操作ボタンが復活したことだ。操作ボタンの廃止はshuffleの持ち味であるシンプルな操作性を追求した結果だが、太めのネクタイピンなどと揶揄する声があったことも事実で、やはり「顔」は必要と判断したのだろうか。そのぶんサイズは若干アップしたが、個人的には第4世代のデザインのほうが好ましく思える。
一方では、ラインナップの単純化も行われた。第3世代では2Gバイトと4Gバイトの2種類が用意されるなど、容量のバリエーションが存在したが、第4世代では2Gバイトモデルのみの提供となる。
iPod shuffleとしては初めて「Genius」に対応したことも特筆すべき。2Gバイトという容量は、iTunesライブラリ全体を収めるには厳しいが、プレイリストやGeniusを使いチョイスした曲ならば十分足りる。4800円というプライシングも相まって、よりカジュアルなシーンでの利用、あるいはプレゼントやノベルティでの需要が増えそうな予感だ。
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