アップルは6月18日、iPhone OS 3.0をリリースした。多くのユーザーから要望が寄せられていたカット、コピー&ペーストに対応したほか、SMS/SMSの強化、検索「Spotlight」の対応、ブラウザSafariのHTML5のサポートやパフォーマンス改良など大幅に機能強化した。
なお、iPhone 3G向けのアップデートは無料、iPod touch向けのアップデートは1200円となっている。
アップルによる修正と改良点の詳細は下記の通り。
- カット、コピー&ペースト、シェイクによる取り消し
- 主要アプリケーションにおける横表示キーボード
- SMS/MMSアプリケーションの強化
- 写真、連絡先、オーディオファイル、および位置情報をMMSで送受信
- メッセージを1つずつ、または複数まとめて転送および削除
- メール、カレンダー、メモ、およびiPod内の検索機能を追加
- iPhone全体をSpotlight検索
- カレンダーでCalDAVおよびカレンダーの登録をサポート
- Safariの改良
- パフォーマンス
- HTML 5をサポート
- オーディオおよびビデオのHTTPストリーミング
- ユーザー名とパスワードの自動入力
- 新しいボイスメモアプリケーション
- MacまたはPCと、iTunes経由でメモを同期
- USBおよびBluetooth経由でインターネットテザリング
- iTunes Store からムービー、テレビ番組、オーディオブックをブラウズおよびダウンロード
- ステレオBluetooth
- Wi-Fi自動ログイン
- 株価アプリケーションの強化
- アプリケーション、ミュージック、ムービー、およびテレビ番組のより詳細なペアレンタルコントロールオプション
- iTunesアカウントの作成およびログイン
- YouTubeアカウントのログインおよび、登録チャンネル、レート、お気に入りへのアクセス
- シェイクでシャッフル
- 新しい言語、辞書、およびキーボード
- MobileMeで利用可能な“iPhoneを探す”および“リモートワイプ”(登録が必要)
- より多くのExchangeポリシーをサポート
- Exchangeのミーティングの招待を作成および送信
- サーバ上のメールを検索(Exchange Server 2007およびサポートされているIMAPサーバ)
- LDAPカンパニーディレクトリを検索
- VPNオンデマンドおよびVPNプロキシをサポート
- 暗号化された構成プロファイル
- 暗号化されたiTunesバックアップ
- 以下を含む、1000におよぶデベロッパAPI
- アプリケーション内での購入
- Apple Push Notification Service(プッシュ通知サービス)
- アクセサリサポート
- ピアツーピア接続
- 地図の埋め込み
- iPodライブラリのアクセス
- 不具合の修正