Appleは米国時間6月8日、Worldwide Developers Conference(WWDC)において、「iPhone」に大きな注目が集まる中「Safari 4」の正式版をリリースし、ベータ版を試した人々がすでに知っている事実を確認した。それは、Safariはいまや本格的なWindowsユーザーのための本格的なブラウザとなり、Macの各機種における位置づけも強化されたという事実だ。
Safari 4のことをよく知らないという方には、2月にリリースされたベータ版に関するStephen Shankland記者の分析記事を参照することを強くお勧めする。全体的な最大の変更点は、新しいインターフェースを含むグラフィック面での改良と、「Nitro」と呼ばれる新しいJavaScriptエンジンだが、そのほかにベータ版と劇的に異なる点はほとんどない。
「Safari 3」のユーザーなら、インターフェースがまったく新しくなったことに気づかないということはないだろう。ルックアンドフィールは、もう1つの主要な「WebKit」ベースのブラウザ「Google Chrome」により近くなっている。Safari 4を起動すると、メニューバー、タブバー、ステータスバーがすべて非表示の状態で立ち上がり、ロケーションバー、ブックマークバー、そしてスタイリッシュな「Top Sites」インターフェースが表示される。Top Sitesは、基本的に「Opera」の「スピードダイヤル」機能と同様のもので、ユーザーが特に多くアクセスするウェブサイトを「Cover Flow」スタイルのスキンで表示する。黒一色の背景、カーブした配置、ウィンドウの下での反射によって、Safariは市場にある中で最もプロフェッショナルな外観のウェブブラウザとなっている。隅がめくれたようになって青い星がついているのは、そのサイトが最後にアクセスした後に更新されていることを示す。画面の左下隅の「編集」ボタンをクリックすると、サイトを削除したり、あるいは常にTop Sitesに表示されるようにしたりすることができる。
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