Appleが米国時間10月27日にクパチーノで開催するイベントでは、「Mac」に関するさまざまな発表がありそうだ。Appleは「iPhone 7」と「Apple Watch Series 2」の発表イベントを9月に開催したばかりだが、それに続く今回の10月のイベントでは、Appleのハードウェアポートフォリオのコンピュータ製品が主役になるはずだ。
それでは、何が発表されるのだろうか。内部事情に詳しい消息通によると、以下の製品が発表されるという。
OLEDタッチバーを含む新型「MacBook Pro」。Appleは2012年モデル以降、MacBook Proのデザインを大きく変更していない。しかし、BloombergのMark Gurman氏やそのほかの報道によると、今回のモデルは薄型化されており、12インチのUSB Type-C搭載MacBookの姉妹製品のような印象だという。最大の特徴は、キーボードの上に配置された、コンテキスト対応のOLEDタッチバーかもしれない。このOLEDタッチバーには、状況に応じてアプリ関連のコントロールやキーが表示される。Gurman氏によると、新しいIntel製チップ、より高速なグラフィックカード、より大型のトラックパッドも搭載される可能性が高いという。
13インチのMacBook、または新型「MacBook Air」。若干内容が異なる2つの予想が報じられている。Gurman氏によると、MacBook Airがついにアップデートされそうだが、USB Type-Cポートを搭載する1つの新モデルしか発表されない可能性もあるという。別の予想もある。KGIのアナリストで、過去に極めて正確な予想を披露してきたMing-Chi Kuo氏の先頃のレポートによると、先述した12インチMacBookの13インチ版が発表される可能性があるという。これらは2つの別々の製品なのだろうか。それとも、同一の製品に関する、2つの異なる予想にすぎないのだろうか。その答えは今週明らかになる。
新型「iMac」(可能性はそれほど高くない)。iMacはしばらくアップデートされていない。新型モデルには、新しいAMDのグラフィックスが搭載されるかもしれない。それ以外の情報はほとんどない(残念ながら、タッチスクリーンは搭載されないだろう)。Kuo氏によると、この新型デスクトップは2017年まで発売されないかもしれないが、今週のイベントで発表される可能性もあるという。
新しいディスプレイ(多分)。Appleは何年もの間、新しいモニタを発表していない。うわさの5Kシネマディスプレイが発売されれば、遅れを取り戻せるだろう。iMacと同様、このディスプレイも2017年まで発売されないかもしれないが、今週のイベントで先行的に披露される可能性もある(これもKuo氏の情報)。Appleが最後に製造したモニタ「Thunderbolt Display」は2016年に入って販売が終了した。
さまざまな製品がUSB Type-C対応になる。うわさによると、新型MacBook Proは12インチのMacBookと同様、USB Type-Cポートのみを搭載する(充電コネクタ「MagSafe」のポートまで廃止されるかもしれない)という。USB Type-Cは他のMac製品や一部のアクセサリにも搭載される可能性がある。
新型「iPad」は登場しない。iPad Proや他のiPadシリーズは発表されないだろう。12.9インチのiPad Proが発売から1年経ち、アップデートがあっても良さそうなのにもかかわらずだ。その代わり、2017年のイベントでは3つの新バージョンが発表される可能性がある。
おそらく新型「Mac mini」や「Mac Pro」は登場しない。両製品に関するうわさはほとんど聞こえてこない。つまり、Mac mini(最後のアップデートは2014年)やMac Pro(こちらは2013年にさかのぼる)のアップデートを期待している人は、がっかりする可能性が高いということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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