アップル「Magic Trackpad 2」レビュー--不満点を一挙に解消し、快適に

 筆者は主にMacBook Proを使っている。それ以前からもiBook以来ノート型のMacを利用してきたため、根っからのトラックパッド派だ。そのため、MacBook Proをスタンドにおいた際にも、長らくMagic Trackpadを愛用してきた。

 Appleは10月のiMacの刷新で、キーボード、マウス、トラックパッドのインターフェイス3製品もニューモデルを登場させた。Magic Keyboard、Magic Mouse 2、そして今回テーマとするMagic Trackpad 2だ。

 税別価格は1万4800円と、周辺機器としてはかなり高額な部類に入る。


Magic Trackpad 2。1万4800円という価格は高額だが、これまでよりもシンプルになり、より白っぽいカラーリングへと変わっている。30%の操作領域拡大と、感圧タッチによるクリック認識が、操作性を大きく向上させた

Magic Trackpadにあった、3つの不満

 筆者は、前作となるMagic Trackpadを使う上で、3つの不満を抱えていた。とはいえ変わりもあまりないので使い続けるしかなかったが、その不満点をAppleは新型Magic Trackpad 2で解決してくれた。まずはその不満点を紹介しよう。

 1つ目の不満は、電池交換だ。

 Magic Trackpadには単3形乾電池を2つ入れる必要があるが、正直なところ、この電池交換作業は面倒でならなかった。1カ月弱で残量不足を警告されており、充電式の乾電池を使えばコストは下げられるが、充電には時間もかかる。

 2つ目の不満は、接続の信頼性だった。

 これは環境にもよるが、筆者の部屋はアパートの端の部屋にあり、住宅地の中であることから多くのWi-Fi電波が飛び交っている。その影響を受けてBluetooth接続が不安定になりがちで、使っている時にも接続が途切れ、再びトラックパッドの電源ボタンを押したり、不用なクリックをして接続し直さなければならない。これが1日に10回起きれば、不満を感じても良いはずだ。

 3つ目の不満は、クリック可能範囲が狭いこと。

 筆者はトラックパッドで、タップとクリックを併用している。タップをクリックとして認識させれば、パッドのどの部分でも操作可能だが、文字選択や正確にタイミングをつかみたい場合、パッドを押し込むクリックを利用していた。

 しかしMagic Trackpadは、傾斜が就いた盤面の手前にあるゴム足がスイッチとなってクリックを認識するため、中央より上ではさらに力をかける必要があり、ダブルクリックともなるとより難しくなる。

 これらの筆者が感じていた問題を、Magic Trackpad 2は解決してくれた。

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