将来の「iPhone」はLinXという企業から提供されるセンサのおかげで、デジタル一眼レフカメラに見られる機能を搭載したり、深度情報をとらえられるようになるかもしれない。というのも、AppleがLinXを約2000万ドルで買収したと、The Wall Street Journalが米国時間4月14日に報じているのだ。
LinXはイスラエルを拠点に、競合製品よりも薄いカメラセンサを提供する。だが、同社の商品はこれだけではない。
同社は、同時に複数の画像をとらえるためのレンズを複数枚備えたセンサも開発している。撮影した複数の画像は1枚に統合され、後からピント位置を変更できる。またそれぞれのセンサがカメラとさまざまな対象との距離を記録する仕組みになっているほか、センサアレイを使って3D画像を作ることも可能だ。
AppleのiPhoneでは長らく、ソニーのカメラセンサが採用されてきた。この関係は続くかもしれないが、その一方で、Appleは2013年に推定3億6000万ドルでMicrosoftの「Kinect」にも使われた3D画像技術のPrimeSenseを買収し、報道によれば今回再び、イメージング企業の買収を果たしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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