アップル、乗り換え案内サービスのHopstopを買収

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 福岡洋一 (ガリレオ)2013年07月20日 10時31分

 Appleが最近買収した位置情報データ企業は、Locationaryだけではないようだ。

 Bloombergが米国時間7月19日に情報筋の話として報じたところによると、ニューヨークに本拠を置いて地域の乗り換え案内サービスを提供する地域ナビゲーション企業HopstopをAppleが買収したという。


 Appleは19日午後に買収の事実を認めたものの、その目的について詳しいことは明らかにしなかった。

 「Appleは小規模なテクノロジ企業を適宜買収しているが、その目的や計画については基本的に説明しないことになっている」と、Appleの広報担当者は米CNETの取材に対して述べた。

 Appleが2012年に「iOS 6」に自前の地図を搭載して以来、乗り換え案内は同社の地図サービスにとって弱点の1つとなっている。バス、鉄道、地下鉄の経路を知りたいユーザーは、サードパーティー製のアプリケーションがインストールされていればそちらに移動することを促されるのが現状だ。このため、Apple製の地図ソフトウェアからユーザーが離れる結果となっている。

 Hopstopの企業紹介ページによると、同社は次のようなサービスを提供している。いずれも同社のウェブサイトと、「iOS」および「Android」向けのモバイルアプリで利用できる。

  • 無料のモバイルアプリで、経路を調べたり最寄りの地下鉄の駅やバス停を探したりする。
  • Hopstopのウェブサイトから直接、電子メールで経路を送信する。
  • 行き先が複数ある場合の移動の仕方を計画する。
  • タクシーでの所要時間と料金を推定する。
  • 選んだ経路のカロリー消費量と削減できる二酸化炭素排出量を推定する。
  • 車椅子で移動できる経路やベビーカーを利用しやすい経路を探す。
  • リアルタイムのアラートや予定経路の変更を確認する。
  • 路線図や時刻表を見る。
  • 最寄りの駅やバス停を探す。

 All Things Digitalは20日、Hopstopの買収が報じられる前に、AppleがLocationaryを買収したと報じていた。位置情報データ企業のLocationaryは、地元企業の一覧、製品、サービスなど、複数の情報源からのデータを統合して提供している。


提供:Hopstop

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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