Intel化されたMac miniを語る前に、Mac miniというパッケージについて。Mac miniはノートPCを除けば、世で売られているコンピュータの中でも最も小さな部類に属するパーソナルコンピュータ製品だ。Mac miniはそんな主張しているような、ちょっと大きめの弁当箱ほどのパッケージに収められている。手持ちで帰って下さい、と訴求するかのごとく、箱の上面にはビニルの取っ手が就いている。このアイデンティティはリリースされてから一貫して変わらない。
箱を開けると工夫しつくされたような梱包材からMac miniが顔をのぞかせる。中にはMac mini本体、本体の半分くらいのサイズの電源アダプタとケーブル、DVIとアナログRGBの変換コネクタ、リカバリーディスク。ここまではIntel以前のMac miniと同じだったが、ここにApple Remoteと呼ばれる赤外線リモコンが付属するようになった。箱から取り出して並べてみると、すべてのモノが食事用のランチョンマットに収まるほどだ。
ボディサイズは幅165mm×奥行き165.1mmの正方形、高さ52.8mmで、初代のパッケージとは変わらない。上面はポリカーボネイト、側面は酸化マグネシウム合金で見えている面は真っ白とグレーの淡いコントラストになっている。側面と同じような色味で上面にはリンゴマークがデザインされている。底面はラバーが貼り付けられていて、机の上から滑り落ちることはない。裏面にもリンゴマークがかたどられている。
付属品はこれだけだ。Mac miniのコンセプトの1つとして「BYODKM」というフレーズが紹介されている。Bring Your Own Display, Keyboard and Mouseのことで、自分のディスプレイとキーボードとマウスを揃えてください、ということである。もし家ですでにMacやPCを使っていると、ノートPCのユーザーでない限り、ディスプレイとキーボードとマウスは一通りあるはずで、新たに買ってこなくても基本的にそのまま使える。
iPodが爆発的にヒットして「iPod経済圏」なるiPodの周辺機器が沢山リリースされるようになった。「Mac mini経済圏」ができているとまでは言わないが、Benqの19インチディスプレイやLogicoolのコードレスデスクトップ(キーボードとマウスのセット)など、Mac miniにマッチするデザインの周辺機器がショップには増え始めた。付属していないからこそ自分の好きな周辺機器を選べるのもMac miniの魅力の1つだろう。
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