頻繁に使う定型文を簡単に入力できる「Cheatsheet」

 Cheetsheetは、メールアドレスやURLなどの文字列や、複数行にわたるメール本文など、頻繁に入力する機会があるテキストを定型文として登録しておき、Cheetsheet専用キーボードや通知センターのウィジェットから、簡単に入力できるようにするアプリだ。

 基本機能は、無料版のままでも使えるが、iCloudを使った同期機能や他のアプリからCheetsheetにテキストを登録できる共有拡張機能は、有料オプション(執筆時点で360円)を購入する必要がある。有料オプション機能がないと、Cheetsheetの使い勝手は良いとは言えないので、本レビューでは有料オプションを適用済みの状態で行った。

 基本的には、Cheetsheetアプリを起動して、テキストをひとつずつ登録する。登録したテキストにメールアドレスやURLが含まれている場合、リンク機能が働き、テキストをタップするだけで、メールアプリやブラウザアプリが起動する。メールの場合は、送信先のメールアドレスに、Cheetsheetに登録していたメールアドレスが自動的に入力され、URLの場合は、ブラウザで対象のウェブサイトが表示される。これらの使い方は、Cheetsheetから別のアプリへジャンプするものだ。

  • チートは、アイコンとテキストの組み合わせで登録する。アイコンには有料オプションを購入すると使用できるようになるプレミアムアイコンがある

  • 本文を入力したら「保存」をタップする。確定後、メールアドレスをタップすると、メールアプリが起動して、送信先に登録済みメールアドレスが自動的にセットされる

  • ウィジェットでのチートの表示方法を変更できる。アプリを起動したり、チートをコピーするためのアイコンは非表示になっているので、オンにしておくと便利だ

 反対に、他のアプリからCheetsheetへジャンプする使い方もある。たとえば、Safariで表示しているウェブサイトのURLをCheetsheetに登録する場合、共有拡張アイコンをタップすると表示されるアイコンから、「Cheetsheetへ追加」を選択すると、アイコンを選択するだけで、CheetsheetにURLを登録できる。また、通知センターのウィジェットで、「+」をタップすると、Cheetsheetが起動して、「チートを追加」画面が表示される。ウィジェットで「→」をタップすると、Cheetsheetが起動して、登録済みチートの一覧が表示される。どこからでもチートを登録できるのが、非常に便利だ。

 登録したチートを使うには、Cheetsheetやウィジェットで、目的のチートをコピーする方法もあるが、キーボードも使いやすい。Cheetsheetキーボードが表示されるように、設定アプリであらかじめキーボードを追加しておく。入力中にCheetsheetキーボードに切り替えて、目的のチートをタップすれば、チートが入力される。

 よく送るメールアドレス、挨拶文、本文などのバリエーションを用意しておけば、メールが数タップで送れるほか、毎日定型の日報を書いている場合は、定型部分を登録しておけば、報告が簡単に終わる。節約できるのが数秒から数分でもちりも積もればで、かなり仕事を効率化できる。

  • ブラウザで共有拡張機能を使うと、URLをそのままチートに登録できる

  • Cheetsheet Pro版を購入すると、iCloudを利用した同期機能、プレミアムアイコン、共有機能拡張などを使用できるようになる

  • チートには、複数行にわたる文章も登録できる。1行ならば、iOS標準のユーザー辞書にも登録でき、複数行の文章を登録してこそ便利になる

  • ウィジェットでは、目的のチートをタップすると、コピーアイコンが表示されるので、これをタップしてクリップボードにチートをコピーして使う

  • Cheetsheetキーボードを使うと、どのアプリでもチートを利用できて便利だ

>>Cheat sheetのダウンロードはこちらから

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]