1つのAndroid端末で同じアプリを複数起動させることができれば、オンラインストレージやSNSなどでログイン・ログアウトといった操作なしで複数のアカウントを使い分けられる。また、アプリの旧バージョンと新バージョンとを共存させて動作確認をしたりと、これまで不可能だった使い方が可能になる。こうした目的のために作られたアプリは多数あり、知る人ぞ知る存在ながら愛用者も多い。
今回は日本語表示に対応した2つのアプリと、日本語表示ではないものの評価の高いアプリ、計3つのアプリを紹介する。
なおアプリの性格上、端末によってはアプリが起動しなかったり、アプリ内の特定の機能だけが使えないケースも多いほか、複数アカウントでの利用を認めていないアプリおよびサービスでは利用そのものが規約に抵触する可能性もあるので、あくまでも自己責任で利用してもらいたい。
起動するとインストール済みアプリの一覧が表示されるので、その中から必要なアプリにチェックを入れるだけでランチャーに登録され、利用できるようになる。アプリ自体は複製されず1つのアプリを別々の環境で実行するため、オリジナルのアプリを削除すると本アプリ上で動作しているアプリも利用できなくなる。
ヘルプも含めて日本語化されており扱いやすいが、一部のアプリではGPSが正常に働かない場合もある。本アプリ上で起動しているアプリはアプリ名の後ろに(2Accounts)と表示される。Google Play ストアには本アプリと名前が似たアプリが複数存在するので注意。
使い方は「2Accounts」とほぼ同様で、インストール済みアプリの一覧から必要なアプリを選択することでランチャーに登録され、利用できるようになる。
「2Accounts」と違ってアプリ自体を複製して動作させることが特徴で、複製後にオリジナルを削除することで本アプリ上でのみ利用可能にするシークレットインストール機能を備える。
日本語化されており扱いやすいが、全画面広告などがやや煩わしいのがネック。本アプリ上で起動しているアプリはアプリ名の後ろに(Parallel)と表示される。
前述の「2Accounts」「Parallel Space」がアプリ内のランチャーから起動するのに対し、本アプリは指定したアプリそのものをクローン化して再インストールする仕組みを採用しており、クローンのアプリはオリジナルと並んでAndroidのアプリ一覧に表示される。
クローンのアプリはオリジナルとまったく同名で区別がつかず、ホーム画面にショートカットを作成することも可能。クローン化完了後は本アプリ自体を削除しても問題なく動作する。
日本語化されておらず、またFacebookメッセンジャーやGoogleマップなど一部アプリは有料版でのみ対応する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡