「Google Cardboard」向けの無料アプリである「Paul McCartney」は、ライブコンサートの最前列席をユーザーに提供するだけではない。ユーザーは壇上でPaul McCartneyのピアノの隣に立つこともできる。
Google Cardboardは、段ボールとユーザーのスマートフォンで作られる非常に安価な仮想現実(VR)ヘッドセットで、Googleが2014年に入って発表した。これまで、Google Cardboardの用途は、いくつかの斬新なデモに限られていた。それらのデモには、「Google Earth」内を飛び回る体験や美術展、さまざまなゲームなどがあったが、概念実証のための取り組みという印象が強かった。
この新アプリを開発したのは、特に映画のVRを撮影するために設計された360度カメラ装置の製造元であるJauntだ。同アプリは、Paul McCartneyがサンフランシスコのキャンドルスティックパークで行った「Live and Let Die」コンサートのパフォーマンス映像として提供される。
最初は、ユーザーがPaul McCartneyからわずか数フィート(1フィートは約30.48cm)の場所に「立っている」という設定だ。約30秒後、ユーザーの視点は最前列に移動する。実際には、最前列の前である。そこは、後方を振り返ると、自分の「後ろ」にいるキャンドルスティックパークの観衆全員を見渡せる場所だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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