哲学の専門知を活用して事業展開する、クロス・フィロソフィーズ株式会社(代表取締役社長:吉田幸司)は、ビジネスパーソンや一般の方向けの哲学スクール「アカデメイア・フィロソフィカ」の第2期を開講します。
100名近くの申し込みがあった第1期に続き、自身の仕事や人生の意味を哲学的に掘り下げる、実践型カリキュラムを全11回・3カ月間のプログラムで提供します(2022年5月14日~7月30日)。
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公式ページ:リンク
【開催概要】
思い通りにならない世界とあなたはどう向き合い、どう生きていきますか。こう問われたとき、あなたは自らの指針を言葉にできるでしょうか。
気候変動やパンデミック、激変する世界情勢のなか、私たち一人ひとりが「これからの人生、自分はどう生きていくのか」という問いに直面しています。しかし、そうは言っても、自分一人で腰を据えて考えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。
「私は何者か」「なぜ世界はこのようにあるのか」……古来、哲学は、決められた答えのない問いに対峙してきました。2,500年にも渡る思索の軌跡は、あなた自身の考えを深め、言語化していくうえで、大いに助けとなります。
本講座は、「入門講義」「文献講読」「言語化」「対話」から構成され、講師陣や他の受講生と交流できるオンラインコミュニティが用意されています。また、カリキュラムは、豊富な企業実績をもつクロス・フィロソフィーズ株式会社が設計しており、あなた自身が仕事や人生に対して〈自ら解釈し、その意味づけを与える〉という哲学的営為を身に着けられるように支援します。
先哲に学び、同志と対話することで、これからの生き方や働き方、社会との関係について、じっくり考えてみませんか。3ヵ月の講座を終える時には、自らの言葉で哲学的に捉え直した人生を、新たに歩んでいけるようになるはずです。
【受講日】2022年5月14日~7月30日 全11回・毎週土曜20:00~21:40(7月23日は休講)
【会場】Zoomミーティング+オンラインコミュニティ(SNSツールのdiscordを利用)
※講義とは別に、コースを越えた交流の場としてFriday Lounge(金曜夜、入退出自由)を用意しています
【定員】80名
【受講料】48,000円(税込 52,800円)
※選択したコース以外の講義動画もアーカイブ視聴できます
■対象(こんな方にオススメ)
自分が仕事やライフワークに取り組む意味を哲学的に掘り下げ、実社会での実践に反映させたいという方
大学に通うほどではないけど、大学の哲学科で学べるような哲学を体験してみたいという方
社会と自分の関係を哲学的に捉え直し、指針を確立したり、リーダーシップを発揮できるようになりたい方
■カリキュラム
「入門講義」「文献講読」「アウトプット」を、各1ヶ月(計3ヵ月)かけて学んでいきます。毎回、対話の機会があるほか、オンラインコミュニティでも受講生同士や講師陣と交流できます。2~3ヵ月目はA~Cコースに分かれ、学びを深めた上で、課題レポートを提出していただきます。
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【1ヵ月目 5/14, 5/21, 5/28, 6/4】
入門講義「自分の人生を生きるための哲学」(講師:山口尚)
あなた自身の人生について哲学的に考えるために、「自由」を切り口にして先哲の議論に学びます。思い通りにはならない世界とどのように向き合っていくか。講義と参加者同士での対話を通じて、問題意識を育て、考えを深めていきます。
【2ヵ月目 6/11, 6/18, 6/25, 7/2】
文献講読
・Aコース:思想の自由を考えるための哲学(三浦隼暉)
・Bコース:他者と共に生きることの意味を考える(石井雅巳)
・Cコース:運から考えるよりよい生き方(阿部崇史)
【3ヵ月目 7/9, 7/16, 7/30】
アウトプット
共通テーマ:あなた自身の人生をどう捉え直すか?
Aコース講師:三浦隼暉
Bコース講師:石井雅巳
Cコース講師:阿部崇史
■講師
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山口 尚 Sho Yamaguchi
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在は大阪工業大学非常勤講師、京都大学非常勤講師。専門は、形而上学、心の哲学、宗教哲学、自由意志について。著書に『日本哲学の最前線』(講談社現代新書、2021年)、『哲学トレーニングブック——考えることが自由に至るために』(平凡社、2020年)、『幸福と人生の意味の哲学——なぜ私たちは生きていかねばならないのか』(トランスビュー、2019年)などがある。
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三浦 隼暉 Junki Miura
東京大学人文社会系研究科博士課程在籍。桜美林大学非常勤講師。専門は西洋近世哲学および生命思想史。主な研究テーマとして、十七世紀の哲学者ライプニッツに関する新たな実在論的解釈を提示することを目指す。主な著作として、「後期ライプニッツの有機体論——機械論との連続性および不連続性の観点から——」(『ライプニッツ研究』第5号)、「経験からの要求と実体的紐帯——後期ライプニッツにおける複合実体の問題」(『哲学雑誌』第135号)など。日本ライプニッツ協会第七回研究奨励賞受賞。
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石井 雅巳 Masami Ishii
慶應義塾大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻後期博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員DC2。立教大学RA。専門はレヴィナスおよび西周の哲学。著書に『西周と「哲学」の誕生』(堀之内出版)、共著・共訳書に『個と普遍:レヴィナス哲学の新たな広がり』(法政大学出版局)、『西周 現代語訳セレクション』(慶應義塾大学出版)、『在野研究ビギナーズ』(明石書店)、ハーマン『四方対象』(人文書院)。論文に「レヴィナスにおける反-歴史論の展開と変遷」(『倫理学年報』第70集、和辻賞受賞)ほか。
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阿部 崇史 Takafumi Abe
日本学術振興会特別研究員(PD・早稲田大学)、法政大学兼任講師。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。博士(学術)。専門は、政治哲学、法哲学、倫理学。主な研究関心は、責任観念の再検討、社会における自由と選択肢、選択と運の関係。主な論文として、「責任と平等——帰結引き受け責任と行為者性行使責任」(新村聡・田上孝一編著『平等の政治哲学入門』)、「活動内在的運と活動外在的運——自律基底的運の平等主義と選択的運/厳然たる運の区別」(『法哲学年報2019』)。
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企画・進行:吉田幸司 Koji Yoshida
クロス・フィロソフィーズ(株) 代表取締役社長、博士(哲学)。上智大学文学部PD、日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を務めたほか、上智大学や東京女子大学、東京工芸大学の非常勤講師として、哲学史、自然科学史、科学技術の倫理、美学などの講義や文献講読を担当してきた。日本ホワイトヘッド・プロセス学会理事、『BIZPHILO』編集長。著書に『哲学シンキング』(マガジンハウス)、共著書にBeyond Superlatives(Cambridge Scholars Publishing)などがある。
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ファシリテーター:清水友輔 Yusuke Shimizu
中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程を経て、現在、クロス・フィロソフィーズ(株)で、企業向け「哲学シンキング」のファシリテーターや「哲学シンカー」養成セミナー講師などを担当。産官学連携プログラムや「フェスティバル/トーキョー20」に哲学担当で参加するなど、哲学、ビジネス、テクノロジー、アートを架橋する仕事に多数従事している。
■哲学スクール「アカデメイア・フィロソフィカ」
詳細は、公式ページでご確認ください。
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■主催:クロス・フィロソフィーズ株式会社
専門的・体系的・対話的な哲学を社会実装する、日本初の哲学コンサルティングファーム。哲学の専門知と方法論を活かして、組織の対話文化醸成や人材育成、ビジョン構築、社会課題に関するコンサルティング、経営層向けのコーチングやセミナーを行っている。数々の大手企業や産官学連携プログラムでの実績があるほか、『日本経済新聞』『週刊ダイヤモンド』など、メディア掲載・出演多数。
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