最終更新時刻:2010年12月18日(土) 8時00分
今が選び時! 百花繚乱スマートフォン

複雑な機能と料金体系もすっきり理解スマートフォン乗り換えガイド

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iモード利用が少ないならOK、ドコモのスマートフォン

 ドコモのスマートフォンは、独自OSのBlackBerryと、Windows Mobileを搭載した端末2機種という絞り込んだラインアップだったが、年内にはHTCの「Touch Pro」をベースとした「docomo PRO series HT-01A」と、「Touch Diamond」をベースとした「docomo PRO series HT-02A」が加わることが決まっている。

 「docomo PRO series HT-01A」と「docomo PRO series HT-02A」は、FOMAハイスピードに対応しているため、高速な通信が利用できる。また、GPSによるルート検索等のサービスも利用可能だ。楽しく使える「docomo PRO series HT-02A」と、ビジネスに活躍する「docomo PRO series HT-01A」、同じ端末をベースとした機種は他キャリアからも発売されるが、ドコモでもこの機種が使えるということを魅力に感じるユーザーは少なくないだろう。

 また、新機種というわけではないが富士通製の「F1100」はシャープ製ではない唯一の国産端末だ。携帯電話と近い操作感を実現するために、メールやブラウザを起動するための専用キーを用意するなどの工夫がされている。画面表示と対応して電話発信や機能呼び出しができるキーももうけられているのが特徴だ。

 ドコモのスマートフォンを利用するにあたって気をつけたいのは、全機種がiモードには対応していないということだ。iモードコンテンツが利用できなくなる他、iモードメールの自動受信にも対応しない。iモードメールを受信するためには、パソコンのようにユーザーが手動で受信する必要がある。しかし、別途「Mopera U」を利用すれば自動受信で受け取れるメールアドレスを作ることができるし、パソコンと同じようにGmailやHotmailを利用することもできる。こうした特性を理解して割り切って利用できるならば、広範囲をカバーするエリアは魅力的だ。

プラン名 月額料金 内容 条件
最安プラン タイプSSバリュー+ひとりでも割★50 980円+データ通信料 無料通信分1050円つき。 端末割賦購入、年間契約必須
定額プラン タイプSSバリュー+パケ・ホーダイダブル+ひとりでも割★50 2009円〜6965円 データ通信料は、フルブラウザ利用時で5985円を上限とした定額。 端末割賦購入、年間契約必須
(2008年11月10日現在)
「ドコモ/F1100」片手で手軽に操作できるよう工夫されているF1100。

相談するなら量販店がオススメ

 今回紹介した料金プランは、スマートフォンを電話としても利用するユーザー向けに、家族割引等の条件つき割引プランは適用せず、追加機能も加算しないパターンだ。実際に利用するにあたっては、これよりも多少高くなったり安くなったりすることもあるだろう。しかし、今回の紹介でざっくりとどのキャリアにどんな機種とプランがあるのかは把握してもらえたはずだ。

 自分料金比較をするならば、キャリアの料金情報を見比べて考えるのも良いが、Windowsケータイに限っていえばマイクロソフトの提供するWindows Mobileのサイトに行けば、月額料金はもちろん、Windows Mobileが自分に必要かどうかを診断することもできる。

 携帯電話の料金プランは非常にわかりづらい。最終的にはショップ店員にいつも相談するというユーザーも多いだろう。専門家に相談してしまうのが一番なのはスマートフォンの場合でも同じだ。ただし、スマートフォンに関しては今のところキャリアショップよりも量販店の方が知識を持っている店員が多い傾向にある。特に都心部の大型量販店には専門知識をもったスタッフがそろっているため、迷った時にはぜひ相談してみよう。自分の利用するサービスや地域などを伝えて相談すれば、ぴったりの機種とプランが探せるはずだ。

 次回は料金体系も操作感も独特な「iPhone 3G」と、サイズや使い勝手で似ていると言われている「Touch Diamond」はどのくらい似ていて、どう違うのか、実際に利用してみてのレポートをお届けしよう。

使い方いろいろ「Windowsケータイ」の機能&機種を紹介
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