相次ぐ個人情報の漏洩事故、個人情報保護法の施行などを受けて、ノートPCの企業外への持ち出しを禁止する企業も増えている。しかし、ノートPCの持ち出し禁止を続けているようでは、企業として生産性向上を望むことができない。もし、企業として生産性向上を望むのであれば、セキュアなモバイルワーク環境を確立する必要がある。
セキュアなモバイルワーク環境を構築するために、NTTPCが提供する同サービスは、同社の仮想プライベートネットワーク(VPN)サービス「Master'sONE」とFOMA網を、公衆のインターネットを経由せずに接続する。VPNとFOMA網で構成された閉域網を使うことで通信網上でのセキュリティを保持していることが分かるだろう。
「セキュア・リモートアクセスサービス 定額FOMAデータ通信プラン」は接続認証においてもセキュリティをより高めるために、ワンタイムパスワード(OTP)認証やアクセスコントロール、発信者番号認証といった機能を基本メニューとして提供している。
さらに同サービスは、HTTP/HTTPSのプロトコルだけで接続されるWeb接続サービスと、より汎用性の高いIP接続サービスの2種類で構成されており、Web接続サービスではソフトウェア型OTPを、IP接続サービスではハードウェア型OTPとしてトークン(RSAセキュリティ製)を提供している。
こうした技術的特徴から、「セキュア・リモートアクセスサービス 定額FOMAデータ通信プラン」は通信速度向上とセキュアなモバイルワーク環境を確立すると評価できる。つまり、利便性とセキュリティの二つを同時に向上させているのだ。しかし、検討に値する点はこれだけではない。同サービスは、企業が今抱えているノートPCという「既存の資源(リソース)を有効活用できる」(齋藤氏)からだ。
セキュアなモバイルワーク環境を確立するための製品は現在、さまざまなものが各社から提供されている。しかし、2008年10月以降急激に進む景気後退の中で、生産性向上という名目のためだけに、新規の大きな投資はできにくいというのが実情だろう。新規に大きな投資をするというだけで経営層は首を横に振ってしまう。そうした経営層を納得させるためには、コストパフォーマンスの高いサービスを選択する必要がある。
こうした企業の内情を考えても、「セキュア・リモートアクセスサービス 定額FOMAデータ通信プラン」は有利な選択肢になり得る。同サービスは、セキュアなリモートアクセス環境の構築を丸ごと外部委託(アウトソーシング)できるサービスでありながら、通信端末とFOMA網利用料、前述のセキュリティ機能、VPN接続利用料がすべて含まれた月額の料金は、1端末あたり5700円から、となっている。サービス名称にある通り、通信料金も固定であり、使い放題だ。
端末単位での契約形態を取っていることも魅力的なものになっている。同サービスは1端末からスモールスタートができるからだ。「まずは少ないユーザーだけで活用して、その効果を実感してから、大規模利用をするといった段階的導入を図ることができる」(齋藤氏)のである。
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