このように、企業のコンプライアンス対応において重要な業務である輸出管理ですが、ノウハウ不足による該当品のチェック漏れや体制の未整備による違反事例が数多く発生しています。
企業のコンプライアンスが問われる現在、このような状況を見過ごすことはできません。管理体制を強化しつつ、経験豊富な社員だけに頼る必要のない仕組みを整備する必要があります。
日立ソリューションズの「安全保障貿易管理ソリューション」は、このような課題を持つ製造業、商社における安全保障貿易管理業務のリスクを低減し、業務効率化するために開発されたソリューションです。「該非判定」「顧客審査」「取引審査」を強力にサポートする機能を持ち、また、他の業務システムと連携して輸出業務全体の効率化を実現します。
該非判定業務では、品目読み替え辞書や独自の全文検索エンジンを持つ該当項番サジェスト機能によって、ミスや漏れが起こりやすい法令を検索・抽出し、判断を促します。また、法令改正で更新された法令データを提供するサービスも行っています。 取引審査業務では、取引先名を懸念取引先リストと照合する際、あいまい検索により抽出の範囲を広げ抜け漏れを防止する懸念取引先チェック機能や、懸念取引先リストの掲載有無を定期的にチェックする自動一括照合機能が、審査後の取りこぼし防止や、出荷後の注意喚起を可能にします。
濃淡管理機能はあらかじめ審査フローを定義することにより、申請内容に応じて自動的に最適なフローを選択します。これにより、適切な審査プロセスによるコンプライアンス対応と業務効率化の両立を実現します。
また、本ソリューションと合わせて提案している「貿易帳票電子保管ソリューション」と組み合わせることにより、「安全保障貿易管理ソリューション」が出力した審査・判定情報を他の輸出管理文書と自動的に紐づけし管理・保管します。これにより、業務負荷を増やすことなく、コンプライアンス・ガバナンス強化を推進することが可能です。
日立ソリューションズでは10年以上前から、輸出管理システムの受託開発を行っており、輸出管理、安全保障貿易管理業務を熟知しています。年商数兆円の大手企業から、数百億円の企業まで、さまざまな規模・業種の導入実績があります。
これらの開発から得られたノウハウを集大成したのがこの「安全保障貿易管理ソリューション」です。
「安全保障貿易管理ソリューション」は、輸出管理業務の精度を高めつつ、属人化している業務を極力排除することにより業務全体を効率化することで、輸出に伴うリスクを軽減することができます。安全保障貿易管理でお困りの方、ぜひ一度日立ソリューションズにご相談ください。