デザインもサウンドもテレビにパーフェクトマッチ!「音スゴ」体験記
薄型テレビの弱点を補完する「サウンドバー」とは?
薄型テレビのハイビジョンのキレイな映像に大満足!!でも音は…と感じている人はいないだろうか。実のところ、その印象は確かに否定しきれない部分があるのだ。デザインがよりスタイリッシュに進化する最近の薄型テレビでは、テレビの容積が限界まで削られる傾向が強まっている。だが良い音が欲しければ、Hi-Fiスピーカーを見てもわかるように、ある程度の容積はどうしても必要。結果として、それが難しい薄型テレビでは、低音の響きのない、薄い音になってしまいがちなのだ。
ではテレビの音をよくするにはどうしたらいいのか?そのような不満を解消するシステムが、このところ量販店などで人気を集めている。それがサウンドバースタイルだ。テレビの前にスピーカーを内蔵した細長いキャビネットを置き、さらに低音を担当するサブウーファーを組み合わせる方式だ。テレビが薄型化したことを利用して、テレビの前の空きスペースにスピーカーを置いて、迫力ある音を楽しもうというものである。
今回は、サウンドバーの中でも、評価の高いデノンの「音スゴ」の実機を使って、現在のサウンドバースタイルの実体に迫っていきたい。「音スゴ」には、32型以上のテレビ向きの「DHT-S313」と40型以上のテレビ向けの「DHT-S413」の2つがあるが、今回は「DHT-S413」を使用した。
デノン「音スゴ DHT-S413」
サウンドバーには通常、5.1chサラウンドをフロントのスピーカーとサブウーファーだけで仮想的に再生する機能が搭載されているが、「音スゴ」には、映画館のサウンドで有名なドルビーが開発した、ドルビーバーチャルスピーカーが搭載されている。これにより、テレビやDVD/BD、ゲームなどの5.1chサラウンドや、ステレオ音源までサラウンドで楽しめる。
テレビにしっくりとなじむ主張し過ぎないデザイン
さて、では、実機を見ていこう。まず、本体のサイズだが、横幅は95cm。これは最新の42型サイズのテレビとちょうど同じ大きさ。奥行きは6.7cm、高さも6.3cm。通常のテレビ台なら、テレビ前の空きスペースに簡単に収まるだろう。また、テレビのスタンドをまたいでセットできるように、高さは2段階、幅は3段階で、調節できる仕様になっている。
フロントスピーカー部には、左右のチャンネル用に5.1cmのフルレンジスピーカーを4台内蔵。さらに、テレビを見るにあたってもっとも重要になる、声の部分を担当するセンターチャンネル用に、5.1cmのウーハー2台と2.5cmのツイーター1台、3基のユニットを専用に用意している。一般的なサウンドバースタイルの場合、左右のスピーカーしか内蔵していないことが多い。センタースピーカーを独立させたことで、どの位置から見ていても、画面の中央にセリフやボーカルが定位し、とても自然に音が聞こえるというわけだ。また、2ウェイ3スピーカーシステムなので、声がとっても明瞭に聞こえるのもポイントだ。
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では、さっそくセッティングに移ろう。セッティングはわずか3ステップ。まず、フロントスピーカー部とサブウーファーを接続。こちらは専用ケーブル1本でOK。さらに、テレビとサブウファーはHDMIケーブル1本で接続。最後に、サブウーファーの電源をコンセントにつなぐ。これだけで設定は終了。まったく悩まずセッティングは終わる。これならば、AV機器に不慣れでもセッティングはできてしまうだろう。
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また、サブウーファーは、縦置きにも横置きにもできる。ボリュームなどの表示も、レベルメーターとなっているので、どちらの方向に設置しても問題ない。横置きでも幅約37.6cmなので、テレビラックの中にでも置けるだろう。
実際にセットしてみて、感じたのは、細かいところまで、テレビにマッチするように設計されているなということだ。前述した通りのフロントスピーカーの台の幅や高さ調整はもちろんのこと、キャビネットは、黒のグロス仕上げ、スピーカーグリルはパンチングメタルとなっており、テレビの前に置いても、非常に馴染んでおり、まったく違和感を感じない。すっとテレビに溶け込むようなイメージなのだ。また、ラウンドデザインとなっているので、子供がいる家庭でも、安心して使えるのもいい。
また、テレビの前にスピーカースタンドを置いたら、テレビのリモコンが使えなくなるのでは?そんな不安に対しては、リモコンからの信号を鏡で反射させるIRリフレクターを付属させるなど、細かな配慮が効いている。
正面から見るとテレビのスピーカーのように馴染むデザイン
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DHT-S413
フロントスピーカー【SC-C413】
・最大出力
25W+25W+25W (1kHz、4Ω、JEITA 非同期駆動)
・外形寸法
W950 × H62.4 × D66.3mm(フット不使用時)
W950 × H91 × D70mm(フット使用時、低)
W950 × H106 × D70mm(フット使用時、高)
・質 量
2.0kg
サブウーハー【DSW-S413】
・最大出力
25W(100Hz、4Ω、JEITA非同期駆動)
・外形寸法
W146 × H376 × D338mm
・質 量
6.0kg
DHT-S313
フロントスピーカー【SC-C313】
・最大出力
20W+20W+20W(1kHz、4Ω、JEITA非同期駆動)
・外形寸法
W750 × H62.4 × D66.3mm(フット不使用時)
W750 × H91 × D70mm(フット使用時、低)
W750 × H106 × D70mm(フット使用時、高)
・質 量
1.7kg
サブウーハー【DSW-S313】
・最大出力
20W(100Hz、4Ω、JEITA非同期駆動)
・外形寸法
W146 × H376 × D338mm
・質 量
6.0kg
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 掲載内容有効期限:2013年1月31日