2007年11月23日 12時42分
ずっしりと重さを感じた旧型から、重量比で2/3へと大幅な軽量化を果たした新型PSP。
旧型は所持していますが、外部出力用D端子ケーブルと共に購入しました。
当初はあまりの軽さに違和感を覚えたものの、
慣れてしまえば納得のいく軽さ。
ただ、4.4mmの薄型化は、背面がフラットになったことでホールドしにくさを感じます。
購入したのはピアノ・ブラックですが、
背面も塗装処理されている新型では、
指紋などの汚れや傷が目立ちやすくなってしまっているのはマイナスポイント。
デザイン上の変化はほとんどありませんが、
画面上部のディンプル加工がなくなったことによりシンプルな印象を受けます。
スピーカー位置も上部に移動されており、体感的なバランスは良くなっています。
液晶品質自体に変化は感じられませんが、
旧型では、液晶カバーと本体パネルが一体となっていたものが、
新型では液晶カバーが本体パネルから一段下がった位置に取り付けられており、
液晶周辺の段差やうねりによる光の反射が目に付いてしまうのが気になるところです。
メモリースティックスロットカバーの作りも非常にチープになっており、
全体的な品質感は明らかに低下しているのは残念なところです。
旧型で感じられた高級感はありません。
もっとも、旧型は24,800円でもおかしくはないオーバークオリティーのため、
相応のクオリティーになったと捉えるべきなのかも知れません。
メインメモリが32MBから64MBへと倍増したことで期待されるUMDキャッシュ機能は、
明確に体感できるような場面には遭遇していません。
新型で対応した映像の外部出力は新鮮ですが、
映像の最適化という面ではPSP本体の液晶表示に勝るものはないと感じます。
大画面への表示というのが魅力になるのでしょうが、
ゲームの映像はフル画面表示されず、横に引き延ばされてしまいます。
UMDソフトはオーバースキャンされてしまいますし、
480pとなるため、HDTVでの表示はボケ気味。
コストダウンがはっきり感じられることと、
液晶カバーの取り付け方変更による周囲の反射など、
旧型を全ての面で上回っているわけではない点が悩ましいです。