製品情報

TDK

CD-MP1201 MOJO

【主なスペック】
【発売日】
2001年04月
【メーカーサイト】
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ユーザーレビュー

2001年09月03日 00時00分
TDK「MOJO」のレビューをさせて頂きます。MOJOは音質のよいMP3−CDプレーヤーを探している方に是非オススメできる製品です。

まず,大きさですが…大きいです。アイワやケンウッドのMP3−CDプレーヤーと比べるとややスリムですが,厚みがあり,重さも電池込みで320gあります。
このあたりは,MP3エンコード用のLSIがまだ大きいらしく,仕方ないと思われます。デザインは賛否両論あるでしょうが,私的には「まぁ,いいかな」くらいのものです。デザインならRioVoltのほうが優れていると思います。

次に使用時間です。アルカリ単三型2本で約10時間です。使用環境によって前後しますがだいたいそれくらいです。私はニッカド電池とニッケル水素電池を使いわけていますが,フル充電で前者は5〜6時間,後者が7〜8時間くらい使えます。RioVoltと比較するとややスタミナ不足ですが,個人的には満足しています。

肝心の音質です。現在あるプレーヤーの中では文句なしの音質です。ケンウッドのMP3−CDプレーヤーと互角かそれ以上でしょう。全体的に音が締まっていて,クリアな音が再生されます。バスブーストで低音を強調でき,EQもカスタマイズこそできませんが3種類用意されていて(クラシック,ロック,ジャズ),ある程度自分の好きな音質に変えることができます。
RioVoltはシャカシャカとした軽い音がしてどうも好きになれません。EQの効きも甘いと思います。「そういう音がいい」とおっしゃる方も中にはおられるでしょうが,私としてはMOJOのほうが音質が優れていると思います。
そうそう,VBRでエンコしたデータや,トラックアットワンスによる追記されたデータもちゃんと再生してくれます。あと,WMAや他のデータを混在して記録してあるCDは,MP3だけを認識して再生してくれます。

PCとのリンクですが,パケットライト未対応です。しかし,普通にデータCDとして焼くとしてもソフトの起動時間がネックになるくらいで,自分としてはとくにストレスはありません。最近の24倍速ドライブで焼けば,700MのCDでも4〜5分で作成できるでしょう。(私は4倍速ドライブですが…(TT)

操作感覚は最初は難しいと思われますが,すぐになれると思います。MOJOのウリであるFIFを使えば,使い勝手はさらに向上します。例えば1つのディレクトリに100曲のMP3を入れている場合,特定のアーティストのある1曲を聴きたいと思った時には,FIF形式にしておけば「メニュー→ソングセレクト→アーティスト→早送りボタン」で聴きたいアーティストの曲が一覧表示されますので,あとは聴きたい曲を選んで再生ボタンを押せばOKです。
ただ,日本語表示未対応,そしてリモコンに液晶がついていないのが残念な所です。よって評価4とさせていただきました。

結論ですが,MOJOは現行のMP3−CDプレーヤーの中では「買い」です。WMA,パケットライト,日本語それぞれ非対応というマイナス面こそあるものの,音質の良さ,ファイル検索のしやすさは,大きなアドバンテージです。書き忘れていましたが,音とびガードも128k,44.1kHzのMP3データで8分と文句なしです。MOJOを入れたカバンを自転車のカゴに入れて走っても,よほど大きな段差に乗り上げない限り音とびしません。これはすごい。
値段も秋葉原などでは1万7000円前後まで値が下がってきているようですし,今が買いどきではないでしょうか。

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