製品情報

コダック

DC4800 Zoom

【主なスペック】
【発売日】
2000年06月

ユーザーレビュー

2001年10月18日 00時00分
Kodak DC4800 zoom with Wide0.6x

概要:
コダックのデジカメは5台目です。
DC210→DC240i→DC290→DC3800→DC4800
それらに共通してして言えることは、発色がいい
(深い)反面、ノイズが多いことでした。

このDC4800もその例にもれず、発色はいいがノイ
ズが出ます。しかしレンズが「広角」であること
に意義があるカメラなのだと思います。
おまけに超広角に変身できるワイドコンバージョ
ンまで用意されているのですから、ますますDC48
00は「広角デジカメ」でしょう。

操作感:
起動は沈胴式にしては速く3秒強です。シャッタ
の半押しも分かりやすくスタンバイが容易です。
オートフォーカスはTTLで補助光が無いタイプ
なので低照度ではまず合致しません。合焦スピー
ドは遅く無いだけに残念なところです。

ボディ上部には撮影枚数やミニマムな情報が表示
されるサブモニタとストロボやマクロ関連の専用
ボタンそして露出補正専用レバーが並び、分かり
やすく使いやすい仕様だと思います。

撮影間隔は最高画質で5枚まで約2秒間隔で撮れ
ますが、バッファを使い切ると約20秒程待たさ
れます。無限連写は不可能なので、撮影リズムを
自分なりに作らないと、被写体から罵声をあびる
ことになります(経験談)。

デザインはお世辞にもいいとはいえませんが、ホ
ールディング感はデジカメの中でもトップクラス
だと思います。ただマグネシウムむき出しのグリ
ップ部は滑りやすいので、ラバーシートを貼りま
した。これで右手だけでも安定して構えられます。

レンズ/画質:
このカメラで望遠はほとんど使いません(笑)
広角側に固定しててもいいくらいです。色収差や
歪曲収差は微少ですがあるようですが、気になる
程では無いと思います。

ワイドコンバージョンレンズは歪曲収差の除去は
あきらめた代わりに、画面の周辺部まで画像の乱
れは感じません。レイノックスやケンコーのワイ
コンしか知らなかったので正直驚きました。

画質は冒頭にも書きましたとおり「色はキレイ〜
でもノイズだらけ」です。またDC290系とは圧縮
アルゴリズムが違うのか、ジャギが散見します。

でもノイズがと愚痴っても面白くありませんので、
いっそ「ノイズで遊ぼう」とB&Wモード/Rフ
ィルタ風味で撮るとアラ不思議? 70年代ボケ
・ブレ増感ザラザラ写真ができあがり、ちょっと
したアートっぽい作品になりますヨ。

総論:
1年半前のデジカメですが、いくつかの留意点を
克服できれば「楽しいカメラ」だと思います。
超広角ネコ視点で遊ぶ。モノクロアングラアート
で遊ぶ。真面目に撮れば色もキレイ。個性的で好
きなカメラです。残念ながら後続機種はなさそう
なので、壊れるまでつき合うことにしましょう。

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