製品情報

コダック

DC215 Zoom

【主なスペック】
【発売日】
1999年09月

ユーザーレビュー

2001年12月18日 00時00分
やっぱり、何を今さら、という気がしないでもないですが。
某カメラ屋さんのの中古コーナーで、超激安特価で売っていたので、何も考えずに購入し、使ってみました。値段から言って(5000円もしなかった…)じつは呪いのカメラでは?とも思いましたが、残念ながら普通のDC215のようです。

発売当初から、性能はあまり高いとは言えなかったこのカメラ、今となってはかなり見劣りしますが、それでも一応メガピクセル機を名乗るだけはあって、画質はなかなか頑張っています。解像力はともかく、鮮やかな発色と肌色のきれいさはさすがコダック、と言えるだけのものを持っています。
ズームレンズでパンフォーカス、それも35mmフィルム換算で29mm-58mmという部分も非常に特徴的です(それを嫌う人も多いようですが)。

設定項目の単純さや、カラーアイコンを使った分かりやすい操作画面などのおかげで、初心者向けとして扱いやすいカメラだと思います。またそれだけでなく、カメラ内でテンプレート(VGAサイズの8bit無圧縮BMPファイルなら何でも)や日付を合成する機能、それに(意外にも)露出調整や、露出とホワイトバランスのロック機構もあり、「遊びやすい」カメラでもあります。
私は中古品を入手したため、欠損品も多かったのですが、PC用のソフトウェアと接続キット一式が同梱されている点も評価できます。(私は、接続にはカードリーダーのみを使っていますが。)

しかし、やや古めのデジカメらしく、欠点も多くあります。
特に、一枚あたり5秒ほど待たされるという連続撮影の弱さは、人によっては耐えがたいものになるでしょう(私は、三洋のSX550をメインに使っていますが、それと比べてしまうと・・・)。これは、画像の合成機能を使うとさらに遅くなり、だんだん実用レベルから遠くなっていきます。
また、液晶もあまり見やすくはないし、レンズもやや暗いです。それに三脚のネジ穴がカメラ底部のいちばん端にあり、お世辞にも使いやすいとは言えません。
画質やシャッタースピード、全般的な動作速度も、当然ながら現行デジカメに遅れをとっています。
また、これは、あるいは個体差なのかもしれませんが、フラッシュ使用時に、画面に暗い部分があると、星状(というより円形)のノイズが非常に派手に発生する、という構造的な欠陥もあるようです。

こうした欠点に目をつぶることができるのなら、まだまだ実用性は十分ですし、格安で入手できるのなら、初めの一台としては悪くない選択だと思います。画質やスピードが不満なら・・・そろそろ他のカメラに乗り換えるのが無難かもしれませんね。

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