製品情報

SII

AH-S405C

【主なスペック】
【メーカーサイト】
LINK

ユーザーレビュー

2003年11月06日 00時00分
基本性能
 元々SIIのカードは通信性能においては定評があるが、このカードも期待通りのいい性能を出している。他のカードが、タイプIIを採用しているが、タイプIであるこのカードが印象的には感度が悪いのではないかとも見るかもしれない。しかし、他のカードと比較しても評価できる性能を持っている。
 AH-F401U (Fujitsu)からの買い換えだが、ノートPCに指した状態で感度適に優れている。同じロケーションで「AT@K」による感度を測定してみた。

●AH-F401U
819A2A873200,62
819A2AC7DF02,51
819A2A8BB400,35
819A2A865002,34
819A1A428E00,32
819A2AC71F00,32
819A1A471000,32
819A2AC78E02,31
819A1A4A8800,30
819A2A8B2C00,30

●AH-S405C (SII)
819A09C3F800,68
819A54C26C02,46
819A52C30102,46
819A52823302,44
819A52839F00,43
819A52C33E02,43
819A54C30600,42
819A54860100,38
819A5283EB00,37
819A064A7D00,37

 どちらも、同じ場所・同じ時間帯での測定だが、AH-F401Uと比較して全体的に感度がいい。山手線内で移動しながらテストしてみたが、ハンドオーバーもスムーズでストレスは感じなかった。


使い勝手
 タイプIということで、強度的に不安感があったものの実際にはそれほど気にしなくてもいいようである。SIIのカードは以前から素直な作りであるため、ドライバーも特に問題はないし、標準的なATコマンドが使えるので使い勝手はいい。
 アンテナも、しっかりしたアンテナで取り外しはできないが、紛失したりおれたりする心配もないだろう。
 PCカード型なので、接続時にはカードに電源が供給されてからダイヤルアップが始まるため、若干時間がかかる。これは、PCカードの仕様上の問題なので仕方がないが、そのあとの接続までは速い。
 環境としてPDAを持ち合わせていないが、タイプIということで比較的古い機種を使っている人でも利用可能なので、オールマイティに使えるカードということができる。

 使い勝手の悪い面としては、設定ユーティリティでライトメールを送ることができるが、ユーティリティを立ち上げてメニューからライトメールを選ばないと作成画面にいけないのがちょっと使いにくい。H"問屋を利用した方がいいだろう。



総合評価
 消費電力も現時点で最小であるため、つなぎ放題コースでモバイル環境でもつなぎっぱなしにしているがバッテリー面で不安感はない。PCに刺したままにしていてもそれほど気を使わなくてもいいだろう。
 感度の良さも含めて、通信性能的にはトップクラスにあるのでPC・PDAユーザーは検討する価値は十分にあるだろう。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]