音声メディア「Voicy」、電通やTBSから約7億円を調達--開発採用を強化

 ボイスメディア「Voicy」を運営するVoicyは2月18日、グローバル・ブレイン、D4V、TBS イノベーション・パートナーズ、電通イノベーションパートナーズ、中京テレビ放送、スポーツニッポン新聞社から、約7億円の資金を調達したことを発表した。

 同社では、(1)音声配信インフラの開発・提供、(2)ボイスメディアVoicyの開発運営、(3)音声体験のデザイン・コンサルティングの3つの事業を展開。簡単な録音・放送システムと、スマートスピーカーなど多端末への配信の仕組みにより、これまでに多数の活字メディアやラジオ局、芸能事務所などと連携している。

ボイスメディア「Voicy」
ボイスメディア「Voicy」

 また、ボイスメディアのVoicyでは、ビジネスの専門家やミュージシャン、インフルエンサーなどの「声のブログ」や、ニュース・天気予報のような情報、さらには事業会社のオリジナルチャンネルなど、200チャンネル以上をすべて無料で放送している。

 同社によれば、今回のベンチャーキャピタルからの出資は、今後の音声インフラ事業の未来や、ボイスメディアVoicyの未来を評価されたものだという。一方、事業会社からの出資では、プロモーションを一切かけず獲得してきたVoicyの認知度と、ユーザーコミュニティの深さ、そして音声コンテンツのマネタイズ戦略が評価されたという。今後は各社と、コンテンツ開発のみならず、幅広い事業連携を進める予定。

 今回調達した資金は、(1)世界のVoice Techをリードするテックカンパニーになるための「技術組織の増強」、(2)音声データを利用した「新しい音声コンテンツの開発」、(3)次世代の新しい音声メディアとしての「ブランディングや企画」、(4)既存メディアや広告との事業提携による「新しいサービス開発」の4つに充てるという。また、プロダクト開発チーム・エンジニア人材を中心に採用活動を強化するとしている。

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