単体モデルの購入者に対しても、今後モバイルキーボードドックが販売され、組み合わせることで当初のキーボード付属モデルと同等になる。モバイルキーボードドックは単なるキーボードでなく追加のバッテリやインターフェース拡張を伴う高機能なものだ。
モバイルキーボードドックと本体を組み合わせた重さは約1.3kgで、本体の約倍の重さとなる。バッテリを搭載せずに軽量なものにすることも可能だったはずだが、本体部分が下になるノートPCと異なりタブレットとの合体型では液晶側が重くなってしまう。安定してキーボードを使うためにもキーボード側に何らかのオモリを持たせるのも仕方がない。その分、バッテリ駆動時間が単体の9.5時間から16時間まで増えているので、重量増も認めざるを得ないのではないだろうか。
今回、モバイルキーボードドックを装着した状態でも使ってみたが、アイソレーションタイプのキーボードで、サイズは多少小さめなもののタッチも良好で特に違和感なく利用できた。マウス動作もサポートしており、タッチパッドとクリックボタンを使ってマウスと同様の操作ができるため、さらに一般的なPCに使用感が近づいている。
また、Android 3.1ではモバイルキーボードドック側にあるUSBホスト端子に汎用のUSBマウスを接続すれば、マウスを認識して利用できる。マウスのほかにもUSBを使ったインターフェースの追加が可能になったのだが、いずれの場合でもUSB接続にはモバイルキーボードドックが必須となっており、本体だけではUSB機器が使えない点は留意しておきたい。
設定画面からバージョンがAndroid 3.1であることが確認できる
モバイルキーボードドックを装着したEee Pad Transformer TF101
上から見ると、タブレット単体にはなかった蝶番部分の覆いがある
画面とキーボードはこの角度まで開く。蝶番の剛性は非常に高く、並のノートPCよりもはるかにしっかりしている
画面を開いた際に、蝶番の覆いが下に回りこみ、キーボードに傾斜を与える
キーボードは一見、WindowsのノートPCのように見えるが、Androidに必要なキーがあるなどの違いがある
約17.5mmピッチのアイソレーションキーボード
タッチパッドもノートPCと変わらない。ピンチには対応しないが2本指でのドラッグでスクロールなどができる
USBホスト端子が左右に各1ポートある。入力デバイスやUSBメモリが接続可能
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのBioSHADOWが誘う
心地良い室内空間のつくりかた
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス