赤ちゃんが一番最初に覚える言葉は?--gooラボ、言語発達過程を解析する「こども語辞書」

 NTTとNTTレゾナントは1月31日、NTTレゾナントが運営する「goo」上の実験サイト「gooラボ」にて、「こども語辞書」を公開した。

 こども語辞書は、0歳から3歳までの子供が、いつ、どんな単語を覚えていくのかを、音声や意味、月齢などの観点から検索、閲覧できるツール。例えば、子供がしゃべることばの意味がよくわからない場合、そのことばの音声「しゃ」を入力して検索すると、「電車や自転車」など、その意味を解析して表示する。

 ある単語の習得時期を知りたい場合、その単語を検索することで、習得分布グラフと平均習得時期を、月齢で閲覧可能。ある特定の月齢時に、どんな単語を覚える傾向にあるかを、一覧リスト形式で閲覧することもできる。

 また、「gooベビー」上の日記サービス、「赤ちゃん成長ダイアリー」では、「今日はじめて覚えた単語」の「音声」と「意味」を登録することができ、登録されたデータを、個人が特定できない形式で統計処理を行ない、このたびのこども語辞書に反映している。なお、単語は2007年4月からの約10ヶ月のデータ収集で、約500名より、約5,000語を集積している。

  NTTとNTTレゾナントでは、日本全国の子供のデータを利用しており、ポータルサイトを通じて、多くのユーザによることばの成長記録を集積し、解析表示しているため、幼児の言語発達過程の一般性と、多様性を把握することができるとしている。

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