富士通とマイクロソフトは3月10日、フォールトトレラント(FT)サーバによる中堅/中小企業向け高信頼ソリューションの販売を開始した。富士通のFTサーバPRIMERGY TX150FT S2にMicrosoft Windows Server 2003を搭載し、業務パッケージソフトウェアと組み合わせて提供する。
同ソリューションの中核は、2台のエントリサーバPRIMERGY TX150FT S2を二重化したシステム。1台のサーバにハードウェア障害が発生しても、システムダウンすることなく連続運転が可能である。FTシステムの運用に特別な対応は不要なため、専任のシステム管理者を常駐させることなく総所有コスト(TCO)を大幅に削減できるという。
同梱するパッケージソフトウェアは、オービックビジネスコンサルタントの「奉行シリーズ」、応研の「大臣シリーズ」、ピー・シー・エーの「PCAシリーズ」。「ニーズの高いパッケージソフトウェアを組み合わせ、事前動作検証済みのトータルソリューションとして提供することで、高信頼システムの低価格かつ早期の構築を実現する」(富士通、マイクロソフト)
なお、マイクロソフトは、PRIMERGY TX150FT S2の開発支援を行うとともに、パッケージソフトウェアベンダー各社に対し、Windows Server SystemおよびMicrosoft .NET Frameworkへの対応などの技術支援を実施してきた。
同ソリューションの税別価格は以下の通り。今後1年間で500システムの販売を見込む。
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